アーミッシュ

 ペンシルべニア州の田舎に行ったときにアーミッシュの住む地域を通りがかったことがある。小さな4輪馬車を走らせる黒い服を着た人達を見かけたのでそれと分かった。

 Wikipedia には「アーミッシュは、アメリカ合衆国のペンシルベニア州や中西、カナダのオンタリオ州などに居住するドイツ系移民(ペンシルベニア・ダッチも含まれる)の宗教集団である。アメリカのキリスト教者共同体であり、 移民当時の生活様式を保持し、農耕や牧畜によって自給自足生活をしていることで知られる。原郷はスイス、アルザス、シュワーベンなど。2020年時点での推定人口は約35万人とされている。」

 その戒律は、「原則として快楽を感じることは禁止される。なお、戒律は各地のコミュニティーごとに合議によって定められるので各地で差異がある。 以下のような規則を破った場合、懺悔や奉仕活動の対象となる。改善が見られない場合はアーミッシュを追放され、家族から絶縁される。
 ・屋根付きの馬車は大人にならないと使えない。子供、青年には許されていない。
 ・交通手段は馬車(バギー)を用いる。これはアーミッシュの唯一の交通手段である。
 ・アーミッシュの家庭においては、家族のいずれかがアーミッシュから離脱した場合、たとえ親兄弟の仲でも絶縁され、互いの交流が疎遠になる。
 ・怒ってはいけない。
 ・喧嘩をしてはいけない。
 ・読書をしてはいけない(聖書と、聖書を学ぶための参考書のみ許可される)。
 ・賛美歌以外の音楽を聴いてはいけない。
 ・避雷針を立ててはいけない(雷は神の怒りであり、それを避けることは神への反抗と見なされるため)。
 ・義務教育以上の高等教育を受けてはいけない(大学への進学など)。
 ・化粧をしてはいけない。
 ・派手な服を着てはいけない。
 ・保険に加入してはいけない(予定説に反するから)。
 ・離婚してはいけない。
 ・男性は口ひげを生やしてはいけない(歴史的に口ひげは男性の魅力の象徴とされることがあったため)。ただし、顎ひげや頬ひげは許される。」とある。

 基本的に、文明生活(電気やスマホやインターネット)とは無縁な生活だ。夜はやることがないのか(失礼)、5-6人は普通の子沢山で、アーミッシュの住む地域は人口の増加が顕著に高いそうだ。

 こんな究極のシンプルライフにあこがれるが、まあ無理ですね。社会とのつながりなしには現代の人間は1時間も過ごすことが出来そうもない。実は昨日は、ネット環境悪く、ブログの更新が出来なかった。

 電気、ガス、テレビ、スマホ、インターネット、スーパーマーケット、車等々、どれがなくなっても、惰弱な自分は、生存して行けそうもない。

2023年12月10日 日曜日