「お役所仕事」考 (その2)

この2週間が新コロナ肺炎の感染が爆増するかコントロール可能なレベルに抑え込めるかの正念場だと安倍首相が2月26日の対策会議で発言した。不要不急の集会や講演等の自粛が求められた。
PCR検査の進み方の遅さについて国会で枝野立憲民主党党首が舌鋒鋭く加藤厚労相に攻め込んでいた。韓国に比べて随分進み方が遅いようだ。前回に書いた「受領しなければ届け出にならない」というロジックが効いている。検査件数を絞れば絞るほど感染者が表面化せず、あたかも政府の対策は機能しているように見える。
この2週間が分水嶺だと政府は言っているが、この2週間で、検査の件数が増えれば陽性と判明する人数は飛躍的に増加するだろう。

コロナの分水嶺は政権の分水嶺になるかもしれない。

(2020.2.27)