今日の言葉:
「五月晴れ」
五月晴れは実は俳句では梅雨の季語だ。
旧暦の5月は、おおよそで太陽暦の6月にあたるので、五月晴れは、梅雨の晴れ間を指す言葉だったのだ。それゆえ、旧暦の季節を継承している俳句では、今でも五月晴れを梅雨の季語として使っているのだ。今日から5月。もう年の3分の1が過ぎた。ねじを巻きなおしましょう。
ニューヨークタイムズ記事より
1.ウクライナは軍事的攻勢を準備
【記事要旨】
ウクライナの兵士は春の攻勢に向けて準備を進めており、国は、兵士と民間人の士気を高め、西側諸国の支援を強化し、奪われた領土を取り戻すことにある程度の成功を収める圧力を受けている。
東部ドンバス地域での戦闘が血なまぐさい膠着状態に陥る中、ウクライナ南東部のザポリージャ地域の一区画が、反転攻勢の戦場になる可能性がある。タイムズ紙はそこの前線近くで 2 週間過ごし、塹壕での生活を記録した。
戦う兵士のほとんどは現在ロシアが占領している地域から来ている。 「私たちは彼らを私たちの土地から追い出したいだけだ」「帰るところがなくなる」と32歳の元教師は言う。
ザポリージャは、ロシア領と占領下のクリミア半島を結ぶ陸路の中心を構成しています。 軍事当局者や専門家は、ウクライナによる軍事的圧力は理にかなっている、と述べている。成功すればロシア軍を分裂させ、重要な補給線を切断する可能性がある。
ウクライナは、ロシア軍が過去 10 か月かけて強化した防御線を突破しなければならない。14 か月にわたる絶え間ない戦闘の後、ウクライナの兵士は疲れ果てており、大砲の供給は減少している。 米当局者は、反撃が勢いを大きく変える可能性は低いと述べている。
【コメント】
これだけ攻撃が喧伝されロシアが防衛線を準備しているところでウクライナの反攻が成功するのだろうか。西側の先進兵器はどれだけ有効なものだろうか。5月中旬には反攻が開始される見込みだ。ワグネル創始者はロシア軍が壊滅的な打撃を受けると言っているそうだ。
2.ダルフールでは内戦の恐怖
【記事要旨】
スーダンでの 2 週間の戦闘は、30 万人もの死者を出した 20 年間の大量虐殺紛争に苦しんだダルフール地域での暴力を再燃させた。 専門家は、民兵や武装した部族が内戦を起こす可能性を懸念している。
武装集団は医療施設を略奪し、家屋を焼き払い、市場は炎上した。 民間人は、スーダン軍と戦っているRapid Support Forces(RSF)だけでなく、各種の民兵に対しても武装している。
最近の不安定さは 2000 年代初頭にさかのぼる。軍と元独裁者がアラブの戦闘員「ジャンジャウィード」と同盟を結び、主に非アラブの反乱グループを鎮圧した。 レイプ、殺人、民族浄化の広範なキャンペーンが続いた。 2010 年代、ジャンジャウィードはRSFになり、現在は以前の同盟国であるスーダン軍と戦っています。
スーダン医師労働組合は、数日後に医療制度が完全に崩壊する可能性があると警告した。
土曜日は停戦期間中だったが、首都ハルツームが砲撃と空爆を受けて崩壊している。
【コメント】
人種間、部族間、宗教間の複雑な争いだ。何故最貧国でこのような内戦がおこりがちなのか。最大の要因は貧困だと思うが、世界からの援助も中止させるコップの中の争いは愚かだと思うのだが、誰も何も出来ない現状だ。
3.ユンの肌寒い韓国への帰国
【記事要旨】
ユン・ソクヨル大統領は先週、ワシントンでバイデン大統領から温かい歓迎を受けたが、自国に帰ると批判に直面している。韓国国民は、ユン氏の外交政策が、韓国を米国や日本とより緊密に連携させることに深い懸念を抱いている。
多くの人はまた、北朝鮮が先に核攻撃を開始した場合、韓国を核兵器で防衛するという米国のコミットメントを成文化した米国との新しい核協定である「ワシントン宣言」の効力を疑っている。見返りに自国の核兵器を追求するいかなる努力も否定したことも批判されている。
この協定は現実的だと言う人もいる。 しかし批評家たちは、尹があまりにも多くのものを与えたのに得たものはあまりにも少なすぎると感じている懐疑的な韓国人が多いと述べた。
【コメント】
何度も書くが尹大統領の支持率が回復して欲しいものだ。
その他:
中国人がチェスの世界チャンピオンに
Ding Liren won the world chess championship, becoming the first Chinese man to hold the title.
明治神宮外苑の再開発
A redevelopment plan threatens to raze Meiji Jingu, a famed baseball stadium in Tokyo. (野球場が問題ではないのですが?)
オーストラリアでの脱石炭火力
The Australia Letter: Experts say that Australia needs a clearer plan to manage its exit from coal power.
2023年5月1日 月曜日