世界の動き 2023年2月6日 月曜日

今日の言葉:
「僕だって」
更迭された荒井首相秘書官は、発言を「僕だって」と言いながら切り出した。これは彼の発言が誰かと同じであることを示している。その「誰か」は誰か?同性婚に否定的な答弁を国会で繰り返した岸田首相に違いない。

ニューヨークタイムズ記事
1.気球の戦いは収縮しているか?
【記事要旨】
米国本土を横断する中国の監視気球をめぐる週末の外交騒動は、2 つの大国間の不信と緊張を示した。
金曜日にモンタナ上空で気球が発見された後、米国は公式に中国に対して激しく非難し、土曜日に大西洋上でそれを撃墜した。ブリンケン国務長官は、今週予定されていた北京への旅行をキャンセルした。 しかしその前に中国外交の最高責任者である王毅に電話した。
中国は、気球はコース外に吹き飛ばされた民間の研究用飛行船であり、米国の「過剰な反応」に対して「強い不満と抗議」を表明した。
慎重な言葉遣いによる声明は、北京が論争を引きずらないことを選択する可能性があることを示唆している。習近平国家主席は、3 期目の任期の最初の数か月を、中国を封じ込めるために同盟関係を強化している西側諸国との緊張を緩和することに費やしており、中国が「ゼロCovid」の経済的影響から回復するために米国に敵対することを避けようとしている。
気球が米国に深刻な軍事的または諜報的脅威をもたらしたという兆候はない。
【コメント】
日本の上空にも飛来したそうだが、日本政府は大人の対応で何もしなかったようだ。

2.ペルベス・ムシャラフが79歳で死去
【記事要旨】
無血クーデターで権力を握った1999年から、弾劾の脅威にさらされて辞任した2008年までパキスタンの首相だったムシャラフが昨日ドバイの病院で死去した。
彼は、9月11日のテロ攻撃とそれに続く米国のアフガニスタン攻撃の後、米国に近く彼が権力の座にあった間、米国はパキスタンに年間 10 億ドル以上の援助を提供した。 しかし、同時に、米国は、パキスタンの部族地域に基地と訓練キャンプを維持するテロリストグループを鎮圧することを彼が拒否したと見なして不満を募らせた。
ムシャラフがタリバンやアルカイダの外国人戦闘員を取り締まるための暫定的な努力をするたびに、彼はしばしば宗教指導者が率いる大規模な抗議に直面した。
ムシャラフはある程度の民主主義を維持し、経済改革を受け入れ、世俗主義を推進したが、宗教的急進派が幅広い影響力を行使する国内ではほとんど支持を得られなかった。
【コメント】
ムシャラフ首相、確かにいたが殆ど思い出せない。

3.中国のCovidによる死亡者数の追跡
【記事要旨】
中国からのCovidデータは信頼できないことで有名であり、多くの人が公式の死者数 – 約80,000 – は大幅に過小評価されていると信じている。そこで、私の同僚は、手がかりを求めて、一流の学者の訃報を調べた。
死亡記事は死因を特定していないが、私の同僚は、国のコロナウイルスの発生と一致するスパイクを観察しました
10 月には、中国で最も権威のある 2 つの機関の 4 人のメンバーが死亡したが、中国が 12 月初旬に「Covid ゼロ」政策を撤回した後、死亡記事が増え、過去 2 か月で、これらの機関の 40 人の学者が死亡した。
中国では個人消費が回復したが、「コロナゼロ」の傷跡は残っている。
【コメント】
地道な調査報道だが、亡くなった方々の年齢分布がわかればもっと良いと思われる。

その他:
香港での動き、政治と観光
The mass trial of the Hong Kong 47 begins today. The democracy activists were arrested in 2021 and were charged under the new national security law.
Hong Kong is also trying to rehabilitate its battered image and revive tourism with 500,000 free plane tickets.
インドのアダニグループ
The fall of the Indian billionaire Gautam Adani could damage confidence in the country’s stock market and jeopardize the idea of India as the next major driver of global growth.
ロシア軍の死傷者
Almost 200,000 Russian troops have been killed and wounded in Ukraine, Western officials said. The stark sign of the invasion’s failures is unlikely to deter President Vladimir Putin.

荒井補佐官の発言については記事はありませんでした。

2023年2月6日 月曜日