世界の動き 2026年1月12日 月曜日

今日の一言
「成人の日」
 今日は成人の日。国民の祝日だ。新成人は109万人で昨年とほぼ同数で統計開始以来の低さ。少子化は顕著に進んでいる。
 日本では年齢に関係する祝日が3つもある。5月5日「こどもの日」は Children’s Day、1月の第二月曜日「成人の日」は Coming-of-Age Day、9月の第三月曜日「敬老の日」は Respect for the Aged Day だ。それぞれ子供の成長を祝い、大人になったことを自覚する若者を励まし、高齢者を敬う日として祝われていますという説明だ。
 日本の労働時間が西欧に比べて極めて大きかった昔はいざ知らず、これの祝日の必要性は再検討すべき時期に来ていると思われる。成人の日の振り袖姿や若者の空虚に聞こえる誓いの報道を見るたびにそう思うのだ。

ニューヨークタイムズ・ニュースレターより
1.イラン抗議デモとトランプ政権の威嚇
【記事要旨】
– イランでは、昨年12月以来、経済危機(制裁、腐敗、通貨暴落、物価高、失業)を背景に反政府デモが拡大していた。
– 12月28日の通貨リアル急落が引き金となり、テヘランのバザール商人が抗議を開始。これは1979年革命を想起させる象徴的な出来事だった。当時もバザール商人の抗議が革命の引き金になったのだ。
– デモは大学や地方都市にも広がり、政府庁舎の放火やインターネット遮断が発生。
– イランは地域での軍事的影響力が弱まり、同盟勢力(シリア政権、ハマス、ヒズボラ)も打撃を受けている中での危機となった。
– トランプ大統領は、デモ参加者が殺害されれば米国は「攻撃準備完了」と警告した。
– その直後に、米国は反米陣営の一角であるベネズエラを攻撃し、マドゥロ大統領を拘束。これがイラン国内に大きな衝撃を与えた。
– トランプはさらにイランへの威嚇を強め、「過去のように市民を殺せば米国は強く攻撃する」と発言。
– 人権団体はすでに死者が出ていると報告しており、米国が軍事行動を検討しているとの情報もある。
– イラン国内では「次の標的はイランか」という不安が広がっている。
– ベネズエラの事例から、
– トランプは嫌う指導者を軍事力で排除することをためらわない
– 米国はタンカー拿捕などで経済封鎖を強化できる
– ロシアや中国は介入しない可能性が高い
   ことが明らかになった。-
– イラン政府はこれまで強硬弾圧でデモを抑えてきたが、今回は米国の威嚇が計算を複雑にしている。
– デモ参加者は「米国がどう動くか政府が気にしているため、今回は押し返せるかもしれない」と感じている。
– 一方で、ベネズエラでは体制そのものは崩壊せず、副大統領が政権を継承した点もイランの人々は理解している。
– 最後に、米国の敵対国の中で最も安全なのは核兵器を持つ北朝鮮であり、イラン政権が生き残れば核開発の動機がさらに強まる可能性があると指摘されている。
【コメント】
 イランの軍備の張子の虎状況は、イスラエルとの紛争であらわになった。ただ、トランプ氏にはベネズエラとイランの二か国で問題に対処する能力は無いだろう。

2.シリア軍、衝突後アレッポの一部地域に進攻
【記事要旨】
 シリア最大の都市の一つであるアレッポでは、クルド人主導の民兵が同市から撤退し、数日にわたる衝突が終結したことを受け、昨日、2つの地区がシリア政府軍の制圧下に入った。
 民兵の撤退により、2024年12月の内戦終結以来最悪の暴力事件の一つとなったアレッポは静けさを取り戻した。この戦闘で少なくとも24人の民間人が死亡し、120人以上が負傷した。
 米国は土曜日、シリア全土のイスラム国拠点に対して大規模な空爆を実施した。この作戦は、シリアで米軍兵士2人と民間通訳1人が殺害されたことへの報復として、先月行われたさらに大規模な空爆に続くものとなった。
【コメント】
 ベネズエラにすっかり目を奪われていたが、シリアでは戦闘が続いていたのだ。ここはトランプが解決したと称する8つの戦争のうちの一つだ。

その他の記事
・ミネアポリスでICE職員が女性を殺害したことに対する怒りが高まり、抗議活動が全米各地の街頭に広がった。国土安全保障長官は、ミネアポリスにさらに職員を派遣すると述べた。
・オーストラリアの山火事で少なくとも1人が死亡し、数十棟の家屋が焼失した。
・イスラエル警察は、ベンヤミン・ネタニヤフ首相の側近の1人を、機密軍事文書の漏洩に関する捜査を妨害しようとしたとして拘束した。
・インドネシアとマレーシアは、AIチャットボット「Grok」が実在の人物の性的に露骨な画像を生成したことを受け、Grokへのアクセスを遮断した。
・欧州当局は、トランプ大統領によるグリーンランド占領の脅しへの対応策を水面下で策定している。

・グレイトフル・デッドのギタリストで創設メンバーのボブ・ウィアーが78歳で亡くなった。

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