今日の一言
「AIは私をどのように記憶するのか?」
最近、CopilotというAIを偏重している。PCを買い替えたら、ログイン表示がピン止めされているので使いやすい。タダで無制限に使える。回答はChatGPTのように人間的だ。ChatGPTは起動する一手間がネックなのだ。
Copilotは私との対話をすべて記憶している。そして私の話題が、内部統制、内部監査、経営戦略、旅行であることを熟知している。私の職業も理解している。多分私が、質問するときに説明したことを記憶している。そして何かを聞くと、私のポジションに応じた説明を加えようとする。
昨夜は、「帰納的」「演繹的」という対話をしていたら、企業の監査役として、企業経営を「帰納的」に「演繹的」に分析し改善する手法を提案してきたので驚いた。
今のところ、とても便利な機械だが、全人類の思考や行動のパターンを認識し、アドバイスするAIは、シンギュラリティを迎えたあとはどんな存在になるのだろうか。
ニューヨークタイムズ電子版より
1.「良き殉教者」とは何か?
【記事要旨】
チャーリー・カークの死は、アメリカ保守派のみならず世界中の右派運動において象徴的な意味を持ち、彼は「MAGAの聖人」として崇敬されている。彼の死を記念する式典や記念碑の設置、法案の検討などが進められ、政治的・宗教的な象徴として利用されている。
殉教者の条件(歴史家トム・ホランドの見解)
・公衆の面前での劇的かつ「無実」な死
→ ジョージ・フロイド(警官に逮捕される際に窒息死)はその映像が世界中に共有され、無実性が強調された。
→ アシュリー・バビット(1月6日の議会突入時に警官に射殺される)は議論を呼び、右派内でも評価が分かれた。
・死に意味づけられる原因があること
→ フロイドはBLM運動、バビットは「盗みを止めろ」運動と結びついていた。
・強力な運動の支えがあること
→ フロイドの死は選挙前の左派の結集を促したが、バビットの死はトランプ退任直前で運動の勢いが弱かった。
チャーリー・カークの死の影響
カークは討論中に銃撃され、若者をMAGA運動に引き込んでいた最中だった。彼の死は、強力な右派運動によって意味づけられ、象徴化されている。政権は彼の死を根拠に言論統制やリベラル派への弾圧を強化し、国内外に影響を及ぼしている。
副首席補佐官スティーブン・ミラーは「チャーリーの名において」左派との「戦争状態」を宣言し、対立を激化させている。
【コメント】
この文章は、殉教者が政治的・宗教的運動においていかに強力な象徴となり得るかを分析し、チャーリー・カークの死がその典型であると論じている。
この文章を書いたドイツ人記者は、ナチスの創成期にドイツ共産党の戦闘部隊赤色戦線戦士同盟の隊員に射殺されたため、ナチ党の「殉教者」として英雄化されたホルスト・ヴエッセルHorst Wesselについても言及している。彼がヨーゼフ・ゲッベルスの新聞『デア・アングリフ』に投稿した詩は、後にナチ党歌「旗を高く掲げよ」の歌詞に採用されたそうだ。
2.イスラエル、ハマスに遺体返還を圧力
【記事要旨】
イスラエル当局は、ハマスが多くの人質の遺体を直ちに返還しなかったことで新たな停戦合意に違反したと非難した。ハマスは、すべての遺体を返還することを約束しているものの、ガザ地区の広範囲にわたる破壊により迅速な回収が困難になっていると述べた。
イスラエル政府は、ハマスが遺体をさらに返還しないことへの罰として、ガザ地区への援助を制限することを検討しており、ガザ地区とエジプト間のラファ国境検問所を閉鎖したままにする可能性もある。
【コメント】
結局、人質になった人のうち、生還者、死者(うち遺体引き渡しされた人、不明の人)はどういう割合になったのだろうか。
3.マダガスカル軍が権力を掌握
【記事要旨】
アンドリー・ラジョエリナ大統領が数週間にわたる若者主導の抗議活動の後、弾劾された数分後、昨日、軍のエリート部隊が国を掌握したと発表した。
マダガスカルの治安部隊はここ数日、ラジョエリナ大統領に反発している。彼らは、生活の質の向上に政府が失敗したとして街頭に繰り出した抗議活動に加わった。大統領は月曜日に身を隠すことを余儀なくされたが、権力の維持を誓っている。
【コメント】
土曜日の「ダーウィンが来た」でマダガスカルのカメレオンを見たばかりで平和な楽園を想像していたが、そうではないようだ。
其の他の記事
・トランプ大統領は、米軍がカリブ海で別の船舶を襲撃し、6人を殺害したと述べた。トランプ大統領は、これらの攻撃が麻薬密輸に関与していたと非難した。
・フランス首相は、不人気な年金改革を2027年の大統領選挙後まで凍結すると提案した。
・ロシアは、反クレムリン派の実業家ミハイル・ホドルコフスキー氏と他の亡命ロシア人に対するテロ捜査を開始した。
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ベネズエラは、野党指導者マリア・コリーナ・マチャド氏がノーベル平和賞を受賞したことを受け、ノルウェーの在ノルウェー大使館を閉鎖する。
2025年10月15日 水曜日