上記の言葉は、大統領職の最後に、退任の決まっている大統領が行う隠れた不正直・不誠実な行為を指す。
例えばトランプ大統領は、バイデン氏が新大統領に就く1月20日までは、大統領の地位にとどまっているわけで、それまでは、イタチの最後っ屁ではないが、自分や自分の身内のためになるような大統領令を出すことが可能だ。
典型的な例は、恩赦だ。
清廉潔白な印象を与えるオバマ大統領も例外ではなく、任期の最終期に恩赦を連発したという調査結果がある。(FiveTirtyEight, April1 2015)
トランプ大統領は、敗戦が明白になったらペンス副大統領に大統領職を譲り自らが訴えられている訴訟に関する恩赦をかちとる挙に出ることを考えている、という驚くべき見方がニュースレターに記されていた。(SIGNAL, Nov6 2020)
トランプ大統領が最後にどう幕引きするのか注視したい。
(2020.11.8)