Laura Loomer氏の役割

 最近Signal Gateで話題になったThe Atlantic誌のニューズレターの記事だ。
 以下要約する。

『極右活動家であり陰謀論者でもあるローラ・ルーマーは、トランプ政権内の決定に影響を与えるという物議を醸す役割を果たしてきた。ソーシャルメディアでの扇動的な発言と挑発的な行動で知られるルーマーは、トランプ大統領に直接アクセスし、人事問題で助言し、大統領の政策に不誠実だとみなした役人の解任を主張したと報じられている。
 彼女の影響力は、最近の国家安全保障会議(NSC)の人事異動で特に顕著になった。大統領執務室でトランプと会談した後、複数の上級職員が解任された。ルーマーは、トランプのMAGA政策を弱体化させていると彼女が考える人物のリストを提示し、NSC内で「血みどろの惨劇」と表現される事態を招いたと報じられている。トランプはルーマーを「愛国者」で「強い人」と称賛しているが、彼女の物議を醸す見解と扇動的な発言の履歴は、トランプ自身の側近の間でさえも批判を巻き起こしている。
 ルーマー氏の役割は、特に伝統的な専門知識よりも指導者への忠誠心が優先される政権において、型破りな人物が政治的決定を形作る上で影響力を増していることを浮き彫りにしている。彼女の関与は、政府運営におけるイデオロギー的整合性と専門的能力のバランスについて疑問を投げかけている』

 ルーマー氏の批判によりウォルツ安全保障補佐官は風前の灯のようだ。ルーマー氏は国務省を次のターゲットにしており、マルコ・ルビオ国務長官も安泰ではいられないようだ。

 トランプの第一次政権では彼を押しとどめるマチス国防長官やケリー首席補佐官がいたが、現在トランプを取り巻くのはイエスマンばかりだ。そしてこの傾向をルーマー氏は更に助長している。トランプの政権運営はとても危うい。

2025年4月5日 土曜日