世界の動き 2024年10月17日 木曜日

今日の一言
「草刈り機まさお」
 ドリアンの中国への輸出で懐の豊かなタイの農民向けに、筑水キャニコムと言う企業が作る乗用草刈り機が大人気だそうだ。(日経ビジネスより)
 一台約35万バーツ(157万円)するハイエンド商品の販売に成功している。
 製品の能力の細やかな差異化とクボタのタイ現法との提携が成功の理由だ。
 日本の地方企業でも世界で頑張れるという実例だ。

ニューヨークタイムス電子版よりTop3記事
1.トランプ氏、対立候補への脅しを強める
【記事要旨】
 ドナルド・トランプ氏は、11月5日の選挙を前に、大統領の権力を使って自分と意見の合わない人々を潰すという、恐ろしい政治的脅しを選挙運動の最前線に押し出している。
 最近のフォックス・ニュースのインタビューで、トランプ氏は民主党を有害な「内部からの敵」と位置づけ、選挙日に彼らが混乱を引き起こし、州兵が対処しなければならないだろうと推測した。
 大統領候補が、ましてや元大統領が、単に自分の立候補に反対しているという理由でアメリカ国民に軍を向けることを公然と示唆したことはこれまでなかった。

読者からの質問:
Q: 大統領選が米国最高裁判所の関与をめぐる争いにつながるシナリオは何か? — カリフォルニア州カラバサスのステファニー
A:  選挙結果を最高裁が事実上決定する方法は無数にありますが、そのほとんどすべては、3 つの要素の組み合わせにかかっています。1 つ以上の激戦州で非常に接戦となり、投票手続きが法的に異議申し立てされる可能性がある場合、全国的な結果が決まる可能性があるということです。
 これらすべての要素は、ジョージ W ブッシュに大統領職を与えた 2000 年の判決であるブッシュ対ゴア事件に存在していました。今年も再び起こるかもしれませんが、2020 年の選挙が示したように、確実ではありません。その年、最高裁は、トランプが負けた 4 つの激戦州の選挙結果を破棄することを拒否し、迅速かつ否定的な命令を出しました。今年も最高裁が介入したがっていると考える理由はほとんどありません。
 一部の判事は選挙管理官の祈りを思い出すかもしれません。「主よ、この選挙が接戦にならないようにしてください」
【コメント】
 接戦でトランプが負ける結果になったらいつまでも選挙結果は確定せず、政治的な混乱が続くだろう。
 いますぐそこにある危機だ。

2.イスラエル、ベイルート近郊で空爆を再開
【記事要旨】
 イスラエル軍は数日ぶりにベイルートの人口密集地南部郊外を爆撃し、レバノン南部の都市ナバティエも攻撃した。レバノン当局によると、ナバティエでは市長を含む少なくとも16人が死亡。負傷者は少なくとも52人。
 国連当局は、イスラエルの大規模空爆は「無差別」であり、苦境に立たされたレバノンの医療制度を圧倒していると述べている。少なくとも9つの病院が閉鎖、または一部しか機能していない。
 避難所を求めて:イスラエルの攻撃以来、レバノンでは100万人近くが避難を余儀なくされている。
【コメント】
 この際だから反対勢力を根絶しようというイスラエルの強い意志を感じる。誰が何を言ってもイスラエルの国是が優先だ。

3.イタリア、海外での代理出産を犯罪とする
【記事要旨】
 イタリア上院は昨日、海外での代理出産を犯罪とする法案を可決した。この動きはLGBT家族に対する政府のさらなる取り締まりだとみられており、海外で代理出産を希望する家族は懲役刑や多額の罰金を科せられる可能性がある。
 この法案は、イタリアの保守派首相ジョルジャ・メローニ氏の政党が推進した。イタリアでは代理出産はすでに違法だが、アナリストらはこの法案がメローニ氏が自身の政治基盤にアピールする手段だとみている。
【コメント】
 日本ではどうか。「 現在、日本国内での代理懐胎を含む生殖補助医療を規制する法律はありませんが、事実上日本国内での代理出産は不可能です。」と言う状況らしい。

その他の記事
ウクライナ:
 ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、来年までに戦争を終わらせることができるという「勝利計画」を議会に提案した。米国は4億2500万ドルの軍事援助を発表した。
台湾:
 今週の軍事演習は、中国が台湾の食糧と燃料へのアクセスを遮断する能力を磨いていることを明らかにした。
北朝鮮:
 ウクライナ当局は、北朝鮮の軍事技術者と兵士がウクライナでロシア軍と共に戦ったと述べた。

2024年10月17日 木曜日