世界の動き 2024年8月20日 火曜日

今日の言葉
「Mpox」
 ゲームのような言葉だが、昔はサル痘と言った危険な感染症だ。
 アフリカで流行が拡大しスウェーデンで感染者が出たそうで、WHOは世界的な感染を警告している。以下のタイムズの記事ではフィリピンでも患者が出たようだ。
 感染症が流行る際に名前の挙がる銘柄に、PSSがある。
 プレシジョン・システム・サイエンス
英語社名 Precision System Science Co., Ltd.
会社サイト https://www.pss.co.jp/
概要 独自技術のDNA抽出装置。全自動遺伝子診断システムに強み。関連試薬も製造。
 注目したい。

ニューヨークタイムス電子版よりTop3記事
1.イスラエルは停戦交渉を支援する提案に同意したと米国が発表
【記事要旨】
 ブリンケン国務長官は昨日、エルサレムでの3時間の協議後、ネタニヤフ首相がガザ停戦協定をめぐるイスラエルとハマスの間の溝を埋めることを目的とした「橋渡し提案」を受け入れたと述べた。
 ネタニヤフ首相のスポークスマンは、イスラエルが米国、エジプト、カタールの仲介者が先週提示した提案に同意したと首相がブリンケンに伝えたことを確認した。
 ハマス関係者はこの提案はイスラエルに偏っていると述べている。
  停戦協定に関する交渉は今週エジプトで再開される予定。ブリンケンは、「永続的な平和と安全へのより良い道筋に誰もがたどり着く」ための「おそらく最高の、あるいは最後の」チャンスとなると述べた。
 イスラエルはガザ中央部と南部で攻撃を実施し、パレスチナ当局は、攻撃により日曜以来25人が死亡したと述べた。
 ハマスの軍事部門とイスラム聖戦は、日曜遅くにテルアビブで起きたとされる自爆攻撃の責任を認めた。
【コメント】
 ブリンケンの記者会見をTVで見た。“probably the best, maybe the last” と言う彼の説明に驚き、固い決意を感じた。

2.クリントン氏とバイデン氏が民主党全国大会を開幕
【記事要旨】
 民主党全国大会は、シカゴで数時間後に開幕する。バイデン大統領が演説する予定だが、その前にヒラリー・クリントン氏が登壇する。
 クリントン氏はハリス氏に米国にある女性の壁を打破するバトンを渡すことになるだろう。ハリス氏が立候補をする意義をどう定義するか、この数日で明らかになる。
 バイデン氏とその側近は、民主党候補として行う予定だった当初の演説を、新たな瞬間のために何日もかけて書き直してきた。
 およそ1,000人の抗議者が集まり、会場であるユナイテッドセンターに向かって行進した。
 トランプ氏は、テイラー・スウィフトが彼を支持していると示唆するソーシャルメディアの投稿を共有したが、それらは人工知能によって生成されたものだった。
【コメント】
 クリントンは、鼻につく感じの女性だった。ちょっと蓮舫さんに似た感じ。ハリスにはそういうところが無い。多くの人が好感を持つタイプの人に見える。

3.ウクライナはロシア軍の遮断を狙う
【記事要旨】
 ウクライナ軍は最近、ロシアのクルスク地方の橋3本を爆撃しており、同地域を防衛するロシア軍に接近している可能性があると軍事アナリストらは見る。
 セイム川とウクライナ国境の間の地域で唯一の退却または補給ルートである橋への攻撃は、2週間前から続いているウクライナの侵攻に不意を突かれたロシア軍にとって新たな課題となる。同地域に何人のロシア兵が残っているかは不明である。
 ゼレンスキー大統領は、ロシア領土を奪取して将来の和平交渉で有利に働かせたいと考えているが、それは危険な賭けだ。ウラジミール・プーチン大統領を知るロシア人は、プーチン大統領が自国の軍が優勢であると信じ、反撃すると予想している。
【コメント】
 最近ウクライナ戦争のニュース番組を見ていない。この攻勢について小泉悠氏などはどう見ているのだろうか。「危険な賭け」か「攻撃は最大の防御」か素人には判断が難しい。

その他の記事
フィリピン:
 保健当局は今年初のMPOX症例を報告したが、患者が新型でより危険なウイルス株に感染していたかどうかは明らかにしなかった。
ビジネス:
 カナダの小売チェーン、アリマンタシオン・クシュタールは、セブンイレブンを運営する日本の企業を買収したいと考えている。
貿易:
 ドナルド・トランプ氏が当選した場合、中国製品への関税が引き上げられる可能性を懸念し、一部の米国企業は部品を備蓄している。

2024年8月20日 火曜日