世界の動き 2024年8月9日 金曜日

今日の言葉
「南海トラフ地震」
 NHKによると「8日夕方に発生した日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震を受け、気象庁は午後7時15分、次の巨大地震に注意を呼びかける「南海トラフ地震臨時情報」(巨大地震注意)を発表しました。気象庁は南海トラフ地震の想定震源域では大規模地震が発生する可能性がふだんと比べて相対的に高まっているとして、政府や自治体からの情報に応じた防災対応を取るよう呼びかけています。」とのことだ。
 南海トラフ地震が起きると東京でも震度5強程度の地震と10m程度の津波が予想されるそうだ。何をどう準備すればよいか良くわからないが、我が家にある非常持ち出しの中身とかもう一度チェックしてみたい。「空振りより素振り」という言い方があるそうで、もう一度見直ししたい。
 ニューヨークタイムスにも出ているので、インバウンドにしばらく影響が出るのではないだろうか。

ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.トランプとハリスは9月に討論会を行うことで合意
【記事要旨】
 ドナルド・トランプ氏は昨日、マール・ア・ラゴで行われた記者会見で、カマラ・ハリス副大統領と対決したいと述べ、ABCネットワークは、9月10日に両候補の討論会を開催することを確認した。
 この会見は、ハリス氏が民主党候補になって以来、前大統領が公の場に姿を現す初めての機会であり、政治的勢いを取り戻すための努力を示すものだった。彼の主張はおなじみのものだった。ハリス氏は犯罪やメキシコとの国境の保護といった問題に弱く、彼女を「イスラエルとユダヤ人に非常に悪い」過激な左翼と表現した。
 トランプ氏はまた、ハリス氏は記者会見を行うほど「賢くない」と述べ、個人攻撃も行った。
 ハリス氏はイスラエルへの武器禁輸を支持していないと、安全保障補佐官が述べた。トランプ氏の支持者たちは、ハリス氏の台頭が前大統領を動揺させ集中力を欠けさせていると述べている。
 水曜日の集会で親パレスチナ派の抗議者がハリス氏を罵倒し、ガザ戦争をめぐる民主党内の分裂が再浮上した。ハリス氏はこの妨害を有利に利用した。
 テイラー・スウィフトは2020年にバイデン大統領を支持した。スウィフトのファンはハリス氏に対しても同様の支持を切望している。
【コメント】
 ハリスの伸びに対してトランプは反撃の理由を捜しあぐねているようだ。

2.ウクライナのロシアへの奇襲攻撃
【記事要旨】
 ロシアのクルスク地方政府は、ウクライナの装甲部隊が領土の約10キロまで進撃し、いくつかの小さな集落を占領したことを受けて、非常事態を宣言した。
 ウクライナが認めていないこの奇襲は火曜日に始まり、30か月に及ぶ戦争の新たな前線が開かれた。秘密裏に活動するウクライナは、1,000人の兵士からなる部隊を攻撃のために集めた模様だ。
 この攻撃は、モスクワが2022年2月に本格的な侵攻を開始して以来、ウクライナによるロシアへの最も集中的な攻撃である。この攻撃の目的は、ロシアの兵士と兵器をロシア領土に戻し、ウクライナ東部への攻勢の圧力を緩和することだと、ウクライナの高官は述べた。
【コメント】
 有利な停戦条件を目指したウクライナの攻勢とみる。どれだけ橋頭保を確保できるかどうか、ここ1週間ほどが山場になるとみる。

3.10か月間くすぶる国境紛争の代償
【記事要旨】
 レバノンにおけるイスラエルとヒズボラ過激派の絶え間ない紛争は壊滅的である。
 ほぼ1年間、双方はより大きな紛争を避けるために報復攻撃を慎重に調整してきたが、衛星画像によると、毎日の戦闘で、レバノンでは数千の建物が損傷または破壊された。
 ガザ:パレスチナ民間防衛隊によると、昨日イスラエルがガザ地区北部の学校施設2棟を空爆し、少なくとも16人が死亡した。
【コメント】
 戦争は不毛だ。双方の政治指導者の自己のポジションの維持強化が戦闘の真因だ。

その他の記事
オーストリア:
 ウィーンでテイラー・スウィフトのコンサートを襲撃しようとしたとして告発された2人の若者のうち1人が、できるだけ多くの観客を殺害する計画を自白したと治安当局が発表した。
日本:
 当局は、沖合でマグニチュード7.1の地震が発生した後、今後数日中に巨大地震が発生する可能性が通常よりも高いと発表した。
バングラデシュ:
 ノーベル賞受賞者のムハマド・ユヌス氏が暫定政府を率いるために宣誓した。

2024年8月9日 金曜日