今日の言葉:
「紅葉」
3連休は那須塩原でも紅葉狩りの多くの人出で賑わった。
当方もどこかないかと調べて出かけた。まず、福島県南会津下郷町の「観音沼」へ。沼に映る紅葉のグラデーションが見事だ。ついで、塩原温泉の「紅の吊橋」。川の流れを挟んだ対岸の紅葉を見る。赤い紅葉が多くまさに紅だった。最後は、会津西郷村の「紅葉大橋」へ。ガイドブックに載っていないので人手が殆どない。ダム湖に架かる橋と遠い那須連山が織りなす自然が満喫できる。お薦めだ。
竹内まりやの「人生の扉」ではないが、だんだん「紅葉」を美しいと感じるようになってきたのは年齢が為せる業だろうか。
ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.ブリンケンの中東訪問
【記事要旨】
ブリンケン米国務長官は昨日バグダッドを予告なく訪問し、アル・スダーニーへイラク首相の支持を表明するとともに、イランに対する米政権の自国民防衛への取り組みについて説明した。
ブリンケン氏の中東歴訪は、イスラエルの対ハマス戦争の余波を封じ込め、イランとその代理勢力、特にレバノン地域を支配する武装組織ヒズボラの紛争参戦を阻止することを目的としている。
当局者らによると、バイデン政権は地域パートナーを通じて、イランとヒズボラがイスラエルに対する攻撃を開始した場合、米国は軍事介入する用意があるとのメッセージを送った。
その日の早朝、ブリンケン氏はヨルダン川西岸を訪れ、国際的に支援されているパレスチナ自治政府のアッバス大統領と会談した。 ブリンケン氏とアッバス氏は、10月7日の襲撃以来、イスラエル軍による攻撃や武装したイスラエル人入植者による攻撃が急増しているヨルダン川西岸で平静を取り戻す取り組みについて話し合った。
金曜日、イスラエルでブリンケン氏は、小型爆弾の使用を含む、軍事作戦における民間人の死傷者を減らすためのいくつかの措置を非公開で概説した。
土曜日の夜、ガザ地区中央部の人口密集した難民キャンプで爆発があり、いくつかの建物が破壊され、多くの人が死傷したとみられる。
イスラエルは、戦争期間中数十万人の民間人をガザからエジプトに移送することへの国際的支援を密かに構築しようとしており、永久追放に対するパレスチナ人の不安を増幅させている。
米国では、数万人の抗議参加者がオハイオ州、ユタ州、カリフォルニア州、ワシントンD.C.で行進し、ガザでのイスラエルの軍事作戦の規模を非難した。
【コメント】
米国、イスラエル、ハマス、イスラエル自治政府、ヒズボラ、イラン、ロシア等々、登場者が多く、複雑な連立方程式を解くのは困難だ。戦闘の停止ですら「停戦」か「一時停止」かでまとまらない。イスラエルに敵対する勢力はイスラエル支持国へサイバー攻撃を予告しており、日本も対象になっているようだ。
2.過激派がパキスタンの空軍基地を攻撃
【記事要旨】
パキスタン軍は土曜日、パキスタン中部にあるミアンワリ訓練空軍基地に対する武装勢力による攻撃の撃退に成功したと発表した。 しかし、この事件は、この国の不安定な安全保障状況に対する懸念が新たになった。
正体不明の過激派組織、パキスタンのテリーク・エ・ジハードがこの暴行に対する犯行声明を出した。 この主張はすぐには確認できなかった。 空軍基地への侵入の試みは、南西部のバルチスターン州で車列で移動していた14人の兵士が待ち伏せされて殺害された翌日に発生した。
2021年のタリバンによるアフガニスタン占領以来、パキスタンにおける過激派の暴力は大幅に増加しており、国防アナリストらは軍事目標への攻撃が増加するという憂慮すべき傾向を指摘している。
【コメント】
パキスタンは南アジアのイスラム大国だ。タリバンのアフガン支配依頼政情が不安定になっている。米国はウクライナとイスラエルを抱え、とてもアフガンに対応する余力は無さそうだ。ロシアも中国もインドも、紛争にはかかわりたくないだろうから、地域の火種は大きくなりそうだ。
3.フィリピンで離婚問題の解決推進
【記事要旨】
フィリピンでは、何千人もの人々が長年の結婚生活に囚われているが、バチカンを除けば世界で唯一離婚が違法なままである。 高額な訴訟費用と複雑な書類手続きにより、多くの人にとって離婚は事実上不可能となっている。
しかし、人口の80パーセント近くがカトリック教徒であるこの国でも離婚への考えは変化しており、大統領は寛大な姿勢を示している。 このため合法化派の中には、離婚を医療や教育へのアクセスなどの基本的人権として捉え直す者もいる。
現在、活動家らは科学と統計を利用して、離婚を違法にし続けることが何百万人もの虐待された女性に長期的な影響を与えることを示している。
【コメント】
フィリピンで離婚が違法とは知らなかった。離婚大国日本の岸田首相とは何か話したのだろうか。
その他の記事より:
・ネパールの大地震
A powerful midnight earthquake in western Nepal killed more than 150 people, renewing fears of an even deadlier one.
・日本とフィリピンの軍事協力
Japan and the Philippines, wary of China, agreed to formal military talks.
・豪首相の訪中
Anthony Albanese, Australia’s prime minister, visited China as the countries took small steps toward “stabilization.”
2023年11月6日 月曜日