世界の動き 2022年11月10日 木曜日

ニューヨークタイムズ電子版より

今日の言葉:

「エレベーターの並び方」 まだ東京では左側にひとつづつ開けて立つのが普通だ。右側にも立てば2倍多くの乗客を運べるがそうする人はいない。成田空港ではエスカレーターに並ぶ人の長い列が出来る。日本人は決めたことはなかなか変えられない国民性だ。マスクもそうだ。ハイブリッド車への拘泥もそうかもしれない。世界の動きに取り残されそうに感じるのは筆者だけだろうか。

ニューヨークタイムズ記事

1.「赤い波」は現れず

【記事要旨】 下院で大勝し、上院も過半数を制するという「赤い波」の予想を覆した接戦だ。重要州のいくつかで開票が完了していないが、下院は共和党が小幅過半数、上院は民主党が過半数を維持する可能性が無いわけでは無い。トランプのキングメーカーとしてのポジションは微妙だ。トランプの支持が裏目に出た選挙区もあり、保守系メディアはデサンテスフロリダ知事を推す意見が強い。上院の最終過半数はジョージア州で来月行われる決選投票の結果を待たなければならない。中絶の議論は予想より大きな影響があり民す党への追い風になったようだ。バイデンは20年間で最も良い中間選挙の結果を得たようだ。共和党では2020年の大統領選挙の結果を否定する候補者が210人当選した。

【コメント】 予想以上の民主党の善戦だ。米国の政策に大きな変化だなさそうなのはGood News.共和党が伸びなかったのは株式市場にはBad Newsだ。

2.ロシアはケルソンから撤退か

【記事要旨】 ロシア国防相は昨日ケルソンからの撤退を指示した。ウクライナ軍の反攻の成功でありプーチンはメンツがつぶれる事態だ。これが真の撤退か偽装かはまだはっきりしない。ケルソン市はロシアが併合したケルソン州の首都でロシア侵攻の当初に占領された市だ。

【コメント】 これを契機に和平交渉が始まるのを期待したい。「終わりの始まり」か「始まりの終わり」か、判断が難しい。

3.中国のゼロコロナ政策はいつ終わるか

【記事要旨】 週主席の3期目の就任で株式市場がしぼみ、コロナの緩和観測で市場は膨らんだ。今、8,100人の新規感染者があらわれ、ゼロコロナ策は強化されている。専制が大衆の意見に聞く耳を持たないのが問題だ。

【コメント】 中国からのインバウンドが来襲する前に国内旅行を楽しみたい。

その他:豪州のハッカー Hackers have begun posting personal data stolen from Medibank, Australia’s largest health insurer, The Sydney Morning Herald reports.

タリバンは依然女性を制限The Taliban are preventing women from entering amusement parks, Reuters reports.

ゲームは危険? Despite mounting evidence that concussions can cause C.T.E., a brain disease, an influential group guiding doctors and sports leagues dismissed the research.

2022年11月10日 木曜日