世界の動き 2025年10月23日 木曜日

今日の一言
「ガソリンの暫定税率廃止」
 高市首相はガソリンの暫定税率の廃止を物価対策の第一歩と考えているようだ。
 G7諸国のガソリン価格を見てみよう。 (2025年10月時点の推定)為替レートや税制、補助金政策によって変動するが、以下のようになる。
•日本:170〜180円前後
•アメリカ:1リットルあたり約1.0〜1.2ドル(約150〜180円)
•カナダ:1.6〜1.8カナダドル(約175〜200円)
•イギリス:1.5〜1.7ポンド(約280〜320円)
•フランス、ドイツ、イタリア:1.7〜2.0ユーロ(約270〜320円)
 つまり日本のガソリン価格は米国を除くと最も安い水準だ。
 暫定税率はあくまで暫定であり廃止すべきだと思うが、ガソリンが生活に不可欠な地方に限定して実施し、都心では商用車に限定するとか、何らかの工夫が必要だ。
 本当に生活に苦しんでいる人がメリットを受ける資金の使い方を考えるべきだ。

ニューヨークタイムズ電子版より
1.AIブームの代償と格差
【記事要旨】
 グローバルなAI格差の拡大
– 米中がAIインフラで圧倒的優位に立ち、他国は取り残される懸念が強まっている。
– 国連はこの格差を「AIにとって最も差し迫った世界的脅威の一つ」と警告している。
 データセンターの影響と代償
– メキシコではAI関連のデータセンター建設後、停電や水不足が深刻化。医療や教育現場にも影響している。
– アイルランドやチリでも、電力・水資源への負荷が問題視されている。
– 専門家は、脆弱なインフラ地域でのデータセンター建設は連鎖的な社会的影響を引き起こすと指摘している。
 AI主権と国家戦略
– 各国はAI主権を確保するため、補助金や税制優遇でデータセンター誘致を進めるが、代償も大きい。
– アルゼンチンでは人材流出が進み、ケニアではインフラ不足により夜間のみ海外サーバーに接続している。
– 自前のAIインフラ構築は高コストかつ資源集約型で、すべての国にとって現実的ではない。
 対抗策と希望
– アフリカのCassava社やチリの政策など、地域主導のAIインフラ構築とリソース共有の動きも出ている。
– 成功すれば、将来の経済・地政学的格差を是正する可能性がある。
【コメント】
 AIの未来に参加するには、莫大な投資が必要だ。構築するか、取り残されるか──それが各国の選択肢となっている。AIの恩恵と負荷をどう分配するかが、今後の世界の構図を左右する。 

2.ロシアのドローンがウクライナの幼稚園を攻撃
【記事要旨】
 ロシアは昨日、ウクライナへの大規模な攻撃を開始し、ハリコフの幼稚園や発電所などを攻撃した。この攻撃で6人が死亡した。これは、トランプ大統領がロシアのプーチン大統領との会談を延期した翌日の出来事だった。攻撃前に避難していた幼稚園の園児に負傷者はいなかった。
 ドイツでは、重要インフラ施設周辺で不審なドローンが目撃されている。首相は、その背後にロシアがいると考えている。
【コメント】
 プーチンは何を狙っているのだろうか。トランプを手玉に取るのは良いが、ウクライナへの空襲をなぜ続けるのか理解できない。

3.ヴァンス副大統領、イスラエルでネタニヤフ首相と会談
【記事要旨】
 J・D・ヴァンス副大統領は昨日、米国当局者による最近のイスラエル訪問は、ガザ地区における脆弱な停戦を監視するためであり、「幼児を監視するため」ではないと述べた。
 エルサレムでネタニヤフ首相と会談した後、ヴァンス副大統領は停戦合意の次のステップは「容易ではないだろう」と警告した。ルビオ国務長官は本日イスラエルに到着する予定だ。
 関連:国際司法裁判所はイスラエルに対し、ガザ地区とヨルダン川西岸地区における国連の救援活動に協力するよう命じた。
【コメント】
 トランプの動きがあまりにボラタイルだから、ヴァンスもルビオも三下にしか見えない。

其の他の記事
・ルーブル美術館のローレンス・デ・カール館長は、フランス上院で、日曜日の宝石盗難事件を受けて辞任を申し出たと述べた。盗まれた品物には保険がかけられていなかった。
・米軍はコロンビア沖で麻薬を積んでいる疑いのある船舶を攻撃し、最近の作戦範囲を初めて太平洋に拡大した。
・トランプ大統領は、2億ドルの舞踏室を建設するため、ホワイトハウスの東棟を取り壊している。
・タイの財務副大臣は、自身と妻がカンボジアのサイバー犯罪拠点に関与していたとの疑惑を受け辞任した。

2025年10月23日 木曜日

世界の動き 2025年10月22日 水曜日

今日の一言
 「split-screen view(分割画面のような景色)」
 経済状況が人々によって大きく異なる様子を表す比喩的な表現だ。例えば、富裕層は引き続き消費を楽しんでいる一方で、低所得層は支出を抑えているというような“二極化”を示している。
 今後の企業の決算発表では、消費者の購買行動の変化が売上にどう影響しているかが語られる可能性がある。トランプ関税の影響を最も受けるのは、低所得層だ。No Kingsという反トランプデモが全米で巻き起こったのは、低所得層の不満の表れでもある。
 高市政権の誕生で、日本ではどのようにsplit screen viewが現出するだろう。

ニューヨークタイムズ電子版より
1.習近平の後継者
【記事要旨】
 中国において「後継者問題」は非常にデリケートな話題だ。毛沢東は死ぬまで権力を握り続けたが、その後継者である鄧小平は国家主席の任期を2期に制限し、江沢民は高官の定年制(当初70歳、のちに68歳)を導入した。しかし、習近平はこれらの制度を撤廃した。
 現在72歳の習近平は、健康が許す限り2035年以降までの長期的な国家ビジョンを掲げており、政権を維持する意志を示している。しかし、後継者については一切言及しておらず、党内でもその話題はタブーとされている。若手幹部の登用も見られず、後継者育成の兆しはない。
 習近平が後継者を指名しない理由の一つは、政治的な力の分散を避けるためとされえる。彼自身が「歴史的使命を帯びた指導者」として中国と共産党の存続を担う存在だと信じている節がある。
 これは胡錦濤や江沢民の時代に見られた、集団指導体制や秩序ある権力移譲の流れを断ち切るものだ。習近平は毛沢東や鄧小平のような中央集権的なリーダーシップに回帰しており、それが後継問題をより複雑にしている。
 今のところ習近平の権力は揺るがないが、今後5〜10年のうちに高齢化が進む中で、体制の安定性に対する懸念や後継者を巡る派閥争いが表面化する可能性がある。
 習近平はソ連の崩壊を「誤った後継者(ゴルバチョフ)の選出」によるものと見ており、同じ過ちを避けようとしている。ただし、中国の指導層には1970年代生まれの若手も登場しており、世代交代の意識はあるものの、それは習近平本人には当てはまらない。
【コメント】
 誰が後継者かの予想もつかない状況ということだろうか。一部報道で習近平の失脚説がでたが、彼を引きずり下ろす勢力は出そうもない。

2.日本初の女性首相
【記事要旨】
 昨日、日本の国会議員は強硬保守派の高市早苗氏を日本初の女性首相に選出した。
 64歳の高市氏は、安易なレッテル貼りを拒絶する人物だ。彼女は日本の米国依存を懸念していると述べた一方で、トランプ大統領との緊密な連携を望んでいる。彼女は中国に対して強硬な政策を掲げ、第二次世界大戦中の日本の残虐行為を軽視し、移民と観光業を厳しく規制することを約束した。多くの日本人女性は、高市氏が強い女性リーダーのイメージを定着させる一助となることを期待しているが、彼女はフェミニストとして知られているわけではない。
 Timesの東京支局長は、高市氏の権力掌握が日本の右傾化を反映しているという。
【コメント】
 「シカを蹴る外国人旅行者」という高市発言も取り上げられていた。トランプの「犬や猫を食べる不法滞在移民」と同列に、外国では取り上げられているようだ。フーン。

其の他の記事
・ホワイトハウスは、トランプ大統領とプーチン大統領が近いうちに会談することはないと発表した。
・イスラエルを訪問したJ・D・ヴァンス副大統領は、ガザ地区での停戦合意が維持されるだろうと楽観的な見方を示した。
・米国とオーストラリアは、世界のレアアース供給における中国の支配を緩和したいと考えている。

・米国政府閉鎖は3週間目に入り、終わりの兆しは見えない。これは、米国史上最長の資金不足の一つとなる可能性がある。

2025年10月22日 水曜日

世界の動き 2025年10月21日 火曜日

今日の一言
「高市政権発足」
 日経平均は1603.35上昇し49185.50と最高値を更新。政権の誕生を好感しているようだ。
 維新の会との連立成立の会見では、両党とも「国家観」「日本を前に進める」という言葉が目立った。日本を前進させる考えは当たりまえとだ。国家観については、首相選出で協力を求めている参政党や日本保守党とも似ているようだ。
 日本を考えの基軸とする(対米従属でない)保守の確立を期待し、高市氏の登場をはやし立てる勢力がある。一方、冷静に見れば、高市氏の政策は、政府に従属的な金融政策、拡張的な財政政策、成長戦略の組み合わせでアベノミックス2.0にすぎない印象だ。
 現在の市場の熱狂をどう見ればよいのだろうか。以前、トラス政権の登場時と日本の現状の類似性を指摘した。経済を推進する政治の確立は期待できそうもない。株価の剥落が、政権を揺るがす状況だ。

ニューヨークタイムズ電子版より
1.ルーブル美術館での窃盗
【記事要旨】
 事件概要
 日曜午前、ルーブル美術館に4人組の窃盗犯が侵入し、わずか8分で「計り知れない価値」の宝飾品9点を盗み逃走。犯行は電動はしごとディスクカッターを使い、警備員を脅して展示ケースを破壊するという大胆な手口だった。
 盗まれた品と狙い
 盗まれたのはティアラ、ネックレス、イヤリングなどの宝飾品で、美術品ではなく、個別に売却可能なダイヤモンドや金などが標的。識別が容易な有名宝石は避けられた。
 犯行の性質
 これは「美術品窃盗」ではなく、換金目的の「商品窃盗」。犯人は売却困難な品は放棄し、換金しやすい宝石類に絞っていた。
 美術館の過去の強盗例
– 1911年:ルーブルで「モナ・リザ」盗難(後に回収)
– 1994年:オスロでムンクの「叫び」盗難(1分未満)
– 2000年:オックスフォードでセザンヌ作品盗難(未発見)
– 2017年:ベルリンで巨大金貨盗難
【コメント】
 詳しく知れば知るほど「ルパン3世」の犯行だ。犯人はどのように換金するのかに興味がある。

2.ガザ計画推進に向けた米国の取り組み
【記事要旨】
 トランプ大統領の義理の息子の一人、ジャレッド・クシュナー氏と大統領の中東担当特使スティーブ・ウィトコフ氏は昨日、ガザ和平計画の強化を図るためイスラエルに到着した。J・D・ヴァンス副大統領は本日イスラエルに到着する予定だ。
 イスラエルとハマス間の停戦が緊張の兆しを見せている中で、こうした要人訪問が行われた。停戦の将来を危うくする未解決の問題がいくつか残っている。
 イスラエルとハマスの合意で重要な役割を果たしているのは、政府関係者ではないクシュナー氏だ。
 米国の安全保障請負業者によって運営され、イスラエルの支援を受けているため厳しく批判されている援助団体であるガザ人道財団は、停戦のため援助活動を一時停止した。
【コメント】
 クシュナーは第一次トランプ政権でアドバイザーを務め、アブラハム合意を成立させた中心人物だ。中東の政権と富裕層に強い人脈を持つ。彼が運営するマイアミ投資会社は資金のほとんどを中東から集めている。

其の他の記事
・トランプ大統領は、オーストラリアのアンソニー・アルバネーゼ首相と希土類鉱物の供給確保に関する合意に署名した。
・Amazonのクラウドサービスに世界的な障害が発生し、WhatsAppやSnapchatを含む数百のウェブサイトとアプリがオフラインになった。
・オーストラリア当局は、南シナ海上空を哨戒していた中国の戦闘機が、オーストラリア空軍機の危険なほど接近して照明弾を発射したと発表した。

香港国際空港でエミレーツ航空の貨物機が滑走路から滑り落ち、哨戒車両に衝突し、地上要員2名が死亡した。

2025年10月21日 火曜日

世界の動き 2025年10月20日 月曜日

今日の一言
「投機は創造の源」
 米国の株式市場が乱高下している。市場はすでにバブル状況にあり、現在の株式市場への資金の流入は投資ではなく投機だとする見方が強い。
 1929年の株式市場の大暴落は、しばしば「投機=悪」として語られるが、そうした見方は一面的だ。実際、投機はアメリカの経済成長と革新の原動力であり、破壊ではなく創造の源だった。
 投機は単なるギャンブルではなく、信念を持ってリスクを取る行為だ。未来の不確実性に資本を投じることで、イノベーションが生まれる。電気自動車、COVIDワクチン、OpenAI、Amazon、インターネットなど、すべては「一見無謀な賭け」から始まった。
 1929年当時の金融資本家たちは投資の民主化を信じていたが、レバレッジの危険性や市場の脆弱性を見誤った。結果として大惨事が起きたが、それでも投機そのものが悪だったわけではない。
 1929年以降、アメリカは投機を禁止するのではなく、SECやFDICなどの制度を通じてリスクを管理する仕組みを整えた。これにより、投機はより健全な形で経済を支える力となってきた。個人の資金も安心して株式市場に参入できる状況が整備された。
 リスクと報酬は表裏一体だ。重要なのは「投機をやめること」ではなく、「責任を持って投機すること」だ。投機資金の流入が米国でのたゆまぬ創造の源だ。
 翻ってわが国では、投機どころか投資にも資金が回らない状況だ。新NISAは個人資金を投資に呼び込むための官製の仕組みだ。企業に対しては、内部留保課税の強化・再設計が俎上に上がってきている。一定以上の現金保有に対して課税することで、企業に投資や賃上げを促す官製の改革だ。
 創造の源たる投機に対する彼我の考え方の差は大きい。

ニューヨークタイムズ電子版より
(以前は6時ちょうどに配信されたが、今は10分ほどの遅延が常態化している。今日は6:17にやっと届いた。ちょっとTimesはたるんでいる)
1.伝染するZ世代の革命
【記事要旨】
 Z世代による抗議活動が世界各地で広がっており、ネパールやマダガスカルでは政権転覆にまで至った。これらの運動は、ソーシャルメディアを通じて国境を越えて連携し、共通の言語やミーム文化を共有することで拡散している。
 共通点と背景
– 抗議のきっかけは国ごとに異なる(ネパール:SNS禁止、マダガスカル:インフラ崩壊)。
– 両国とも若年層が多く、失業率が高く、汚職や縁故主義が蔓延している。
– TikTokやDiscordなどを通じて、若者同士が国境を越えて影響を与え合っている。
 パラドックスと課題
– 若者は変革を起こす力を持つが、運動後の政治的影響力や生活改善には限界がある。
– マダガスカルでは軍が権力を掌握し、旧体制の政治家が復権した。
– ネパールでは若者が暫定政権から排除されつつある。
– 根本的な問題(若者の失業、政治参加の困難)は構造的で、抗議だけでは解決が難しい。
 歴史的文脈
– 1968年の西欧・米国の若者運動や、2010年代の「アラブの春」と同様に、Z世代も変化を求めて立ち上がっている。
– しかし、過去の例と同様に、政権交代が若者の未来を保証するとは限らない。
【コメント】
 若者は変革の火種となるが、その後の持続的な成果を得るには、より深い制度改革と政治的包摂が必要だ。平均年齢の若い民主主義にまだ希望を見出す国々だけに起きる事象だろうか。
 私が大学生だったころキャンパスには政治スローガンをあおるタテカンがあふれかえっていた。若者の政治への熱気は日本でははるか昔の出来事だ。

2.イスラエル、ガザ地区への攻撃を開始
【記事要旨】
 イスラエルは昨日、ハマスがイスラエル軍への発砲と停戦違反を犯したと非難し、10月10日の停戦発効以来、最も激しい一連の攻撃をガザ地区に対して実施した。
 イスラエル当局者は、今回の攻撃によりガザ地区への人道支援は停止されたが、爆撃が終息すれば支援は再開される見込みだと述べた。イスラエルとハマスは、過去3日間の暴力行為の激化を受け、互いに停戦違反を非難している。
 しかし、双方とも依然として停戦維持に尽力していることを明確にしている。
 停戦発効後、数千人のパレスチナ人がガザ市やガザ北部の他の地域に帰還した。多くの場合、彼らは自宅や近隣地域が壊滅状態にあるのを目にした。
【コメント】
 ガザの映像を見ると瓦礫の山だ。どうやって住民の生活を再建するのだろうか。

3.ルーブル美術館で7分間の強盗
【記事要旨】
 昨日、パリのルーブル美術館2階にあるアポロン・ギャラリーに、トラックのリフト装置を使って強盗が入りました。このギャラリーには、王室の宝石コレクションと王冠のダイヤモンドが展示されている。
 フランス内務大臣によると、強盗たちは2つの展示ケースから貴重な宝石8点を奪い、スクーターで逃走した。しかも、逃走を急ぐあまり、1,354個のダイヤモンドと56個のエメラルドがちりばめられたウジェニー皇后の王冠を落としてしまった。
 捜査当局は、強盗の精度とスピードから、3人か4人の強盗が関与しており、経験豊富な犯罪者集団だったとみている。
【コメント】
 映像を見ると長いはしご車を使ってギャラリーのある上層階に侵入したようだ。ルパン三世のような犯行だ。

其の他の記事
・米軍は、カリブ海で麻薬を密輸しているとみられる船舶を攻撃し、男性3人を殺害した。これは9月初旬以降、7度目の船舶攻撃となる。
・アフガニスタンとパキスタンは停戦に合意し、数年ぶりの最悪の軍事攻撃激化を受け、緊張緩和を約束した。
・トランプ政権に反対する「ノー・キングス」集会が全米各地で開催され、大勢の人々が参加した。トランプ大統領は王冠をかぶった自身の動画を投稿した。

NYTimesのスポーツ欄は何を報道していると思いますか?
スポーツ
・サッカー:アンジェ・ポステコグルー監督がノッティンガム・フォレストを率いた39日間の悲惨な日々の裏側。
・トライアスロン:アイアンマン世界選手権を完走したばかりの80歳の男性。

2025年10月20日 月曜日

もはや神業

大谷翔平の大活躍を報じるThe Atlanticの記事だ。
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史上最高の個人パフォーマンス?

大谷翔平のマウンドでの働きが、打席での苦戦を招いたという噂が広まった。しかし、その結論?は全くの的外れだった。

昨夜の第4戦、大谷はドジャース対ブルワーズのスイープを決定づけるチャンスで先発登板した。1回裏に三者凡退の三振を奪い、続く3回裏には先頭打者本塁打を放った。いつもの翔平らしいプレーだ。

さらに4回にも469フィート(約130メートル)のムーンショット本塁打を放ち、その数イニング後には6イニング、2安打、無失点、10奪三振という成績でマウンドを降りた。

7回に打席に立った時点で、すでにポストシーズン史上最高のパフォーマンスの一つだった大谷だが、7回途中でマウンドを去った。

言うまでもなく、大谷は1試合で3本塁打を放ち、10三振を奪った史上初の選手だ。これは野球史上最高の個人成績だったという議論も当然だろう。

ドジャースは再びワールドシリーズにHalloと言い、世界は野球シーズンにGoodbyeする。
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ヒーローインタビューで通訳がうまく大谷の発言を訳した。
Everybody, please taste good sake tonight!

大谷選手のワールドシリーズでの活躍に期待したい。

2025年10月19日 日曜日