世界の動き 2024年10月2日 水曜日

今日の言葉
「さらば蛍光灯」
 PANASONICは蛍光灯の生産を止めるそうだ。
 蛍光灯を使った機器の生産はとっくに終了していたが、蛍光管の生産を止めるそうだ。
 1951年に生産を開始したそうなので、私の人生に蛍光灯は重なるのだ。
 今では、電気スタンドとガレージで数本を使用しているだけだが、どう対応すれば良いのだろうか。

ニューヨークタイムス電子版よりTop3記事
1.イランがイスラエルに弾道ミサイルを発射
【記事要旨】
 イランはイスラエルに数波の弾道ミサイルを発射した。突然の攻撃でイスラエルは3つの戦線で同時に戦うことになった。この攻撃はイスラエルとイランの長きにわたる紛争の急激なエスカレーションであり、中東で最も強力な2つの軍隊の間で全面戦争が起こる可能性を高めている。
 イスラエル軍によると、イランは約180発のミサイルを発射し、これまで最大規模となった。イスラエル軍によると、ミサイルの多くはイスラエルの防空システムによって迎撃され、一部はイスラエル中部と南部に落下した。占領下のヨルダン川西岸で落下した破片によりパレスチナ人男性1人が死亡したが、イスラエル国内で死傷者が出たとの報告はすぐにはなかった。
 背景: この攻撃は、イスラエルがイラン支援の民兵組織ヒズボラを追撃するためにレバノンに侵攻を開始したことから始まり、24時間足らずの間に起きた目まぐるしい一連の出来事の集大成だった。イスラエル軍が地上に進撃する中、イスラエルはレバノンを空から攻撃し、ヒズボラはイスラエルの奥深くにロケット弾を発射した。
 今後の展開: この地域は緊張状態が続いている。イスラエル軍は、自らが選択した方法とタイミングで対応すると述べ、イランはイスラエルが反撃すればさらにミサイルを発射すると述べた。ホワイトハウスの高官は、米国はイスラエルを守ると述べ、イスラエルへの直接攻撃は「イランに深刻な結果をもたらす」と警告した。
【コメント】
 ヒズボラが弱体化したので、イランが直接乗り出してきたということだ。今後も散発的な空中戦が続くのだろう。
 それにしてもイスラエルの防空能力の高さには驚かされる。通常兵力での大規模空爆に対して日本の防空体制はどうなっているのだろうか。

2.副大統領候補討論会で注目すべき点
【記事要旨】
 JD ヴァンスとティム ウォルツによる副大統領候補討論会は、先月の大統領候補対決ほどの熱気はないかもしれない。しかし、選挙日前の最後の討論会として、選挙戦の流れを変える可能性はある。
 両陣営にとって、討論会は主に、誰がトップ候補のビジョンをよりよく定義し擁護できるか、そして誰が矛盾点を指摘できるかをめぐる代理討論である。大統領候補の対決とは異なり、マイクがミュートされることはなく、活発な意見交換や罵り合いが行われる可能性がある。
 ウォルツの素朴なイメージとヴァンスの鋭いコミュニケーション スタイルのどちらが優勢になるかに注目だ。ハリス陣営はウォルツの中西部の父親というペルソナに傾倒し、一方ヴァンスは厳しい印象を与えかねない攻撃的な保守主義を体現している。
 討論会は東部時間午後9時に放送される。
【コメント】
 個性が極めて対照的な二人の討論に注目したい。

3.米国で港湾労働者がストライキに突入
【記事要旨】
 米国東海岸とメキシコ湾岸の港湾労働者が約50年ぶりにストライキに突入。この動きにより、米国で最も忙しい港湾のいくつかを経由する貿易のほとんどが遮断され、経済に悪影響が及ぶ可能性がある。
 約4万5000人の労働者を代表する国際港湾労働者協会の組合員は、賃金引き上げと港湾における新技術の使用に関する合意をめぐる土壇場の協議が決裂したことを受けて、ピケを張り始めた。専門家らは、短期間のストライキでは長期的な被害はほとんどないが、数週間のストライキは不足、価格上昇、さらには解雇につながる可能性があると述べている。
【コメント】
 エッセンシャルワーカのストだ。AIの導入で仕事を失う危機もあり、新技術の導入への合意は組合にとって生命線だった。今後の展開を注目したい。

その他の記事
メキシコ:
 クラウディア・シャインバウムが昨日、同国初の女性指導者に就任した。
中国:
 米財務省当局者は、中国中央銀行による苦境にある国々への緊急通貨「スワップ」融資について透明性の向上を求める。
テクノロジー:
 ソフトバンクの孫正義氏がOpenAIに投資する準備を整えている。

2024年10月2日 水曜日

世界の動き 2024年10月1日 火曜日

今日の言葉
「箱根」
一泊二日で箱根に行ってきた。ホテルの無料宿泊特典を使うためだ。芦ノ湖のプリンスホテルに宿泊した。
車で行ったのだが、途中、箱根湯本の駅前では外国人観光客が道にあふれていた。観光客の7割が外国人だった。宿泊したホテルでも半数以上がインバウンドのお客だった。
箱根は東京から車で2時間弱。日本人の観光客の多い行楽地と言う思い込みがあったが、ここでもインバウンドなしではビジネスが成り立たないようだ。
宿泊したホテルでは、受付は中国人、ドアレディはタイ人、温泉の受付はフィリピン人、ルーム掃除はネパール人、と言った具合に多くの外国人が活躍していた。インバウンド増加と相まって、この辺の国際化は進んでおり、望ましいと思われた。

日本人のリピーターを増やす施策をしっかり打ち出していかないと、那須塩原や鬼怒川のように旅館の廃墟が出てこないとも限らない。東京に近い地の利に安住していてはいけない。

ニューヨークタイムス電子版よりTop3記事
1.イスラエルがレバノンを襲撃
【記事要旨】
イスラエルと西側諸国の当局者によると、イスラエルの特殊部隊は昨日、レバノンに短時間侵入した。おそらくヒズボラを標的としたより大規模な侵攻の準備だろう。
襲撃はイスラエルの北国境付近のヒズボラの陣地に関する情報収集、ヒズボラのトンネルや軍事インフラの特定に重点が置かれている。軍当局者らは、レバノンでヒズボラに対する大規模な地上作戦を開始するかどうか、またいつ開始するかについてはまだ最終決定が下されていないと述べた。イスラエルにとってレバノンでの作戦は20年ぶりとなる。
​​アメリカ当局者らは、イスラエルに大規模な地上侵攻を思いとどまらせる努力は効果的だったと述べた。
ベイルート:イスラエルは、レバノンの首都で昨夜住宅ビルを襲った爆発は自国が引き起こしたものと発表。ベイルート中心部でイスラエルが攻撃したのは2006年以来初めて。
死者数:10月7日以降、レバノンでは1,700人以上が死亡しており、その大半は過去2週間で起きた。
【コメント】
米はイスラエルへの説得は効果があったと考えているようだが全くそうは思えない。大規模侵攻の序曲と見る。

2.ハリス氏とトランプ大統領はハリケーン被害に焦点を当てた
【記事要旨】
ドナルド・トランプ前大統領とカマラ・ハリス副大統領は昨日、南部の広い範囲が壊滅的な嵐に見舞われ続けている中、ハリケーン・ヘレンの被害状況に注目した。ハリケーンによる死者は6州で100人以上に上っている。
トランプ氏はジョージア州の地元の指導者と救急隊員に感謝し、嵐の被害に苦しむ人々と「完全な連帯」を約束した。ホワイトハウス当局者は、ワシントンの連邦緊急事態管理局からブリーフィングを受けたハリス氏は、緊急活動を妨げずにできるだけ早く被災地を訪問する予定だと述べた。
【コメント】
大災害への対応は選挙での大きな加点要素だ。どちらの方が上手くやったのかはよくわからない。

3.英国、最後の石炭火力発電所を閉鎖
【記事要旨】
英国は最後の石炭火力発電所を閉鎖し、世界の主要先進国の中で石炭からの脱却を果たした最初の国となった。この動きは、産業革命中に最初に大量の石炭を燃やし、世界的な石炭依存を引き起こした国であるだけに、なおさら象徴的である。
英国政府は、2030年までにすべての電力を化石燃料以外の資源から発電することを目指している。電力供給の大部分は石油とガスによるものだが、再生可能エネルギーは発電量の40パーセントを占めている。
【コメント】
産業革命が英国の石炭を燃料として始まったことを考えると確かにシンボリックな出来事だ。日本は出遅れている。

その他の記事
韓国:
裁判所は、2022年にハロウィーンの群衆の押し寄せで160​​人近くが死亡した事件に過失で加担したとして、警察幹部に懲役3年の判決を下した。
メキシコ:
明日退任するアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領は、近年のどの指導者よりも国を変革した。
フランス:
極右指導者マリーヌ・ル・ペン氏と20人以上が、欧州議会から資金を横領した罪で裁判にかけられた。

2024年10月1日 火曜日