今日の言葉:
「秋来たる」
随分朝は涼しくなってきた。今朝は当地では11度。広葉樹の落葉も始まった。
秋を代表する名句をいくつか。
「秋深き 隣は何を する人ぞ」 松尾芭蕉
「この道や 行く人無しに 秋の暮れ」 松尾芭蕉
「月天心 貧しき街を 通りけり」 与謝蕪村
「名月を 取ってくれろと 泣く子かな」 小林一茶
「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」 正岡子規
名句ばかりですね。
ニューヨークタイムズ電子版記事より
1.中国船はどのように海を囲っているのか
【記事要旨】
これは、フィリピン船籍の漁船に乗船していた記者が直接体験した、中国海軍艦艇が迫ってきたときの様子だ。中国政府が南シナ海にどのように領土的野心を押し付けているかについての報道だ。
中国本土から 900 マイル以上離れたフィリピンのパラワン島近くで、中国人民解放軍(PLA)は前線作戦基地を強化した。 国際的な法的根拠がないにもかかわらず、中国政府はこれらの海域を中国のものだと決めつけている。
私たちの記者と船の乗組員はラジオを通じて、彼らが中国の領海に侵入したと知らされました。PLAのタグボートは繰り返しクラクションを鳴らしたので、体でそれを感じることができた。 タグボートは目がくらみそうになる投光器で照射する中、はるかに小型の船から20メートル以内に接近したが、海事専門家らはこれを国際規約の明らかな違反と呼んだ。
これらの行動は攻撃的ではあったものの、より過激な行動を起こす前に阻止された。これまでに、中国沿岸警備隊と民兵の船舶が体当たりし、放水を浴びせ、民間ボートを沈没させた。
米艦隊が長らく支配してきた海域で中国の軍事的プレゼンスが増大しており、超大国間の関係が大幅に悪化している現在、超大国間の対決の可能性が高まっている。 そして、中国政府が80年近く続いた西側主導の安全保障秩序に異議を唱える中、地域諸国は太平洋に対する米国の関与の強さにますます疑問を抱いている。
【コメント】
南シナ海の中国の要塞化を防げなかったのはオバマ政権の不作為の結果だ。岩礁を埋め立てる前に警告し停止させるべきだったのにそれをしなかった。事態がこうなった現在、中国を止める手段は限られる。
国際司法裁判所の決定すら中国は無視しているので国連は無力だ。米国はたまに「航行の自由作戦」で艦艇を恐る恐る走らせるぐらいしか出来ない。
2.米国、シーク教指導者殺害事件の捜査でカナダを支援
【記事要旨】
6月にシーク教分離主義者の指導者ハーディープ・シン・ニジャール氏が殺害された事件を受けて、米国の諜報機関はカナダの諜報機関に対し、インドが関与したとカナダが結論付けるのに役立つ情報を提供した。
しかし、西側同盟関係者らは、「決定的な証拠」とみられるもの、つまり陰謀への関与を示すカナダ駐在のインド外交官の通信をカナダ当局が収集したと述べた。
カナダでのビジネスチャンスを探ることを望んでいたインドの農家は、不確実性が「私たちを殺している」と語った。 インド国外で最大のシーク教徒人口を抱えるカナダとの外交戦争について、多くのパンジャブ人も同様の不満を表明している。 インド政府がカナダ国民へのビザ発給を保留したため、彼らの夢は行き場がなくなった。
【コメント】
決定的証拠は通信の傍受で収集されたものなのか。わからないのは、カナダのシーク教徒は過半がインドからの分離独立主義者なのだろうか。またインド内のシーク教徒の多くも分離独立主義者なのだろうか。
3.ウクライナ、黒海輸送を強化
【記事要旨】
ウクライナは、ロシアによる事実上の黒海の港封鎖を回避するため、新たな航路の利用を増やし、穀物輸出の復活を始めている。
当局者らによると、先週は2隻の船がこの新しい航路を問題なく利用し、ここ数日でさらに3隻の貨物船がウクライナ海域に入ったという。
ウクライナ戦争により、ロシア語圏のモルドバ地域ガガウジアで長年にわたる摩擦が激化した。 モルドバの中央銀行から10億ドル近くを略奪したとして有罪判決を受けた逃亡者イラン・ショールが、どういうわけかこの地域全体の支配権を掌握した。
【コメント】
黒海のルートをウクライナが確保できそうなのは良いニュース。
後段のガガウジアについてはWikipedia等で調べたが、簡単にまとめられないほど複雑です。
その他:
米中の競争関係
The Biden administration issued final rules to prevent chip makers from using new U.S. subsidies to benefit China, while the two countries agreed to regular economic talks.
アルメニア系住民が難民
More than 1,000 refugees crossed into Armenia from Nagorno-Karabakh yesterday, days after a military offensive returned the breakaway republic to Azerbaijan’s control.
韓国の高齢者
Subway fare is free for South Koreans older than 65, and some retired people spend their days riding the rails.
2023年9月25日 月曜日