より本質的な課題の解決には?

 自民党の総裁選報道が過熱している。

 政策論でメディアが取り上げているのが、選択的夫婦別姓制の是非、マイナ保険証の扱い、ライドシェアの是非等だ。いずれも些末な問題だ。

 日本の直面する老齢化、労働人口の減少に対する技術ての対応や、新技術を核とする国造りの観点での議論は殆ど無い。G7で最低に沈んでいる一人当たり国民所得の改善をどのように実現してゆくのだろうか。

 中国や米国(州によるが)ではすでに無人のタクシーが商用運転を行っている。日本はEVだけでなく無人運転でも世界から2周遅れの印象を受ける。大都市近郊でも運転手不足からバスが大幅減便になり老齢者の足を奪っている。ライドシェアもタクシー会社の反対で遅々として進まない。

 選択的夫婦別姓に関しては、どうでもよい議論に思える。「日本の麗しい伝統」を破壊するので反対という論は理解できないし、法制化してまでやるような問題かとも思う。この位しか対立軸がないのでメディアも敢えて取り上げているようだ。

 私の予想では、小泉進次郎が選出され、彼は公約通りすぐに解散して総選挙実施。自民党は議席の減少を最小限に食い止め、裏金議員の殆どは禊を済ませたことを喜ぶ。心地よいぬるま湯が継続する。良かったですな、ご同輩。

2024年9月15日

世界の動き 2024年9月13日 金曜日

今日の言葉
「ポートフォリオの入れ替え」
 ウォーレン・バフェット(BerkshireHertherway)の投資動向(何を売った、何を買った)は広く報道されている。
 昨日は、BOAとAppleの持ち株を大きく減らしているという報道があった。株の売買の理由は、1.業界をどう見るか 2.業界内でその企業をどう見るか 3.その企業の短期的な動向がどうか という3つの要因に依存する。
 バフェットは長期の投資家だから3で動くことは少ない。銀行業界とIT業界への関心があり(1)、業界内で抜きんでた企業だから(2)BOAとAppleを長期保有していたはずだ。今回の動き、業界内での選定を誤ったことの証明だ。BOAは良い銀行ではあるが、JPMoruganChaseが業績・株価ともにBOAを圧倒している。AppleもAIでは大きく出遅れている印象だ。この後何をするかに注目だ。こう書いている間に、バフェットの右腕がBerkshire 株の自分の持ち分を売却しているというニュースが出てきた。ちょっと具合の悪いニュースだ。

 

ニューヨークタイムス電子版よりTop3記事より
1.米国はウクライナがロシアに向けて長距離兵器を発射するのを許可する構え
【記事要旨】
 バイデン大統領は、米国が提供した武器を使用しないという条件で、ロシア領土の深部に向けてウクライナが西側諸国の長距離兵器を使用することを承認する寸前だったと、欧州当局者は述べた。
 バイデン大統領は本日、ワシントンで英国の新首相キール・スターマー氏と会談し、この問題について話し合う予定だ。英国は、ウクライナに自国の長距離ミサイルの許可を与えたい意向を示しているが、フランスと米国との統一戦略を示すためにホワイトハウスの承認を求めていた。
 バイデン大統領が承認すれば、この動きはウクライナがロシア領土を奪取した後も防衛線を維持するのに役立つ可能性がある。
 クレムリンの反応:ウラジミール・プーチン大統領は昨日、ロシアは西側の動きに対して「適切な決定を下す」と警告した。「これはNATO諸国、つまり米国と欧州諸国がロシアと戦争状態にあることを意味する」と同大統領は述べた。
 背景: ウクライナ政府は数ヶ月にわたり、より多くのロシア軍施設を標的とするためには長距離兵器が必要だと主張してきた。バイデン政権はこれまで、ロシアが中東の米軍を標的とするイランを支援することで報復する可能性があるという米国諜報機関の警告を受けて、モスクワを刺激することを警戒し、躊躇してきた。
 現地の状況: ウクライナ東部の最前線の救援物資配給施設が砲撃を受け、赤十字の職員3人が死亡、2人が負傷した。
【コメント】
 これまで抑制してきた米国の動きに注目だ。ロシアは既に無差別にウクライナを攻撃しているので、ウクライナにロシア奥地の目標への武器使用を許さないという米国の制限は解除されるべきだと思うが、ぐずぐずしてきた間にロシアに勝手にレッドラインを設定されてしまった。

2.ハリス氏が討論会で勝利したにもかかわらず、選挙戦は依然として非常に接戦
【記事要旨】
 カマラ・ハリス副大統領の討論会での好成績により、彼女の選挙運動は政治的に盛り上がっている。しかし、世論調査では、ドナルド・トランプ氏が依然として共和党の強い支持を得ており、激戦州の調査では、非常に接戦になると予想されている。
「これは激戦州でのわずかな差を競うゲームだ」と、カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は述べた。
 ハリス氏の側近は、選挙戦をトランプ氏の適格性に焦点を絞ることに新たな希望を抱いている。
 米国選挙についてさらに詳しく
 トランプ氏は、ハリス氏と再び討論会を行うつもりはないと述べた。
 ハリス氏は討論会後の最初の24時間で4,700万ドルを集めた。
 下院共和党は、中国を標的とする一連の法案を可決した。彼らは、自分たちこそが北京に対して強硬な姿勢を取る政党だと米国民に伝えようとしている。議会選挙では、民主党は自らを「普通のチーム」、共和党を「変人」として揶揄している。
【コメント】
 トランプは「1対3(ハリス+司会者2名)の討論会で抜群のパフォーマンスを示した」と自身を評価したそうだ。何事も自分に有利に表現できる能力には感心する。

3.億万長者の宇宙滞在
【記事要旨】
昨日、民間宇宙飛行士2人が史上初の商業宇宙遊泳を終えた。このミッションは、億万長者の起業家ジャレッド・アイザックマンがイーロン・マスクのロケット会社スペースXと共同で率いたミッションのうちの1つである。
「故郷では、みんなやるべき仕事が山ほどあるが、ここから見ると、地球は確かに完璧な世界のように見える」とアイザックマンはスペースXのクルードラゴンカプセルのハッチに立って語った。スペースXのエンジニア、サラ・ギリスも同席した。
意味:このミッションの成功は、宇宙旅行がもはや政府で働くプロの宇宙飛行士だけのものではないことを再確認させるものだ。お金があれば、あなたも宇宙に行けるのだ。また、いつか人類を火星に送るというマスクの目標も前進させる。
【コメント】
 立花隆さんの「宇宙からの帰還」には宇宙での神秘的な体験が綴られている。億万長者はどんな感慨を抱いたのであろうか。神の作った完璧な世界で不完全な人間が争い、あくせくうごめいている、という印象だったのかな。

その他の記事
中東:
 米国および他の西側当局者によると、イスラエルは日曜日、シリアでの特殊部隊の襲撃でヒズボラのミサイル製造施設を破壊した。
ユーロ圏:
 インフレが鈍化したため、欧州中央銀行は3か月で2度目の利下げを行った。
外交:
 米国は、国連安全保障理事会へのアフリカ諸国から2か国の常任理事国就任を支持すると述べたが、その約束を実現する道は複雑である。

ビジネス
テクノロジー:
 ChatGPTの親会社であるOpenAIは、1500億ドルの評価額となる資金調達ラウンドに近づいている。
自動車:
 ゼネラルモーターズとヒュンダイは、新しい車両とクリーンエネルギー技術で協力する計画。
暗号通貨:
 米国は、2月にナイジェリアで逮捕され健康状態が悪いバイナンスの従業員を釈放するようナイジェリアに要請している。

2024年9月13日 金曜日

世界の動き 2024年9月12日 木曜日

今日の言葉
「監査役」
 これまで多くの会社の監査役をしてきた。
 この簡に得た教訓は「監査役は自分が考える方向に会社を導くことは出来ないが、会社が望ましくない方向へ動くのに竿を指すことは出来る」と言うものだ。
 取締役会の決裁では監査役は案件への同意、不同意を問われる。監査役が不同意の場合は(建前としては)同意を得られるまで決議を繰り返さなければならない。こうした点で、監査役はとても重要な役割を果たしていることがわかる。監査役会のない一人監査役の場合は、一人に重責がかかるのだ。
 監査等委員も同様だが、委員会の決定になるので一人で会社の決議に影響を与える比重は下がる。監査等委員は、役員の指名には意見をいうことが出来、特に監査等委員の指名には監査等委員会の同意が必要だ。

 どう見ても望ましくない方向に会社が進もうとしている際には、積極的に竿を差すのは、監査役・監査等委員の矜持だ。

 

ニューヨークタイムス電子版よりTop3記事
1.ハリス対トランプの討論会で勝ったのは誰か?
【記事要旨】
 カマラ・ハリス副大統領は、ドナルド・トランプとの火曜日の討論会の大半を、主に前大統領のエゴをうまく狙ってコントロールした。
 しかし、彼女は自身の大統領としての計画を詳しく説明する機会を逃し、トランプの政策について話すときが一番落ち着いているように見えた。討論会の後、まだ決めていないアメリカ人の中には、ハリスの方がトランプよりも大統領らしいが、彼女の税制や経済政策についてもっと詳しく知りたいと言う人もいた。
 分析:両候補者は米国について対照的な見解を示したと、タイムズの同僚は書いている。トランプのアメリカは暗く、略奪する移民でいっぱいだ。ハリスは、トランプ時代から立ち直る準備ができている、疲れているが希望に満ちた国を描写している。
 世界観:どちらの候補者も、ガザでの戦争を終わらせたり停戦を確保したりするための具体的な計画を提示しなかった。トランプは、ウクライナにロシアを倒してもらいたいかどうかの回答を避け、当選したらキエフへの米軍支援を終わらせるのではないかという懸念を深めた。
 記憶に残る瞬間:トランプ氏は移民が猫を食べるという誤りとされた噂を繰り返し、ハリス氏は視聴者に自分が銃を所有していることを思い出させた。
【コメント】
 直後の世論調査だとハリスが勝ったと思う人は67%、トランプが勝ったと思う人が37%だった。この結果が浮動票にどの程度影響を与えるのかは疑問だ。

2.ロシアの着実な前進がウクライナ東部を脅かす
【記事要旨】
 ロシアは戦争初期以来最も速い進撃でプロクロフスクに迫っている。ここを占領すれば、ウクライナの主要補給線が遮断されるだけでなく、ロシア軍はドンバス地方の残りの地域を奪取する立場に立つ。
 ​​ウクライナは先月のクルスク地方への奇襲侵攻でロシア政府がドンバスから軍を転向させることを期待していたが、ロシア軍は東部戦線の大半で着実に前進した。
 背景:ロシアの前進はウクライナにとって困難な課題を突きつけている。先月のある時点では、キエフ軍は1日1マイル以上後退した。昨日の米国務長官アントニー・ブリンケンとの会談で、ウクライナ高官はロシア領土の奥深くを攻撃するために西側諸国の兵器を使用する許可を求める要請を繰り返した。ブリンケン氏はその後、バイデン政権はキエフにさらなる自由を与える可能性を排除していないと述べた。
【コメント】
 ロシア内部・あるいはウクライナ内部で反戦の動きが大きくならないとこの戦争は終わらないだろう。
 強力な情報統制の下、そうした動きは期待薄だ。特にロシアでは。

3.メキシコの有権者はまもなく裁判官を選出できる
【記事要旨】
 メキシコ上院は昨日、同国の司法制度を選挙制に移行する提案を僅差で可決した。この計画では、最高裁判所長官を含む7,000人の裁判官が職を解かれることになり、主要民主主義国で最も重要な司法改革の1つとなる。
 ​​憤慨:この措置は、司法関係者、法律専門家、投資家、裁判官、学生、野党議員、その他の批判者から激しい抵抗を受けている。火曜日には抗議者が建物に押し入ったが、最終的には警察によって解散させられた。
 今後の展開:この法案は州議会に送られ、今後数カ月以内に承認される見込み。有権者は早ければ来年にも連邦、州、地方の裁判官を選出し始めることができる。一部の専門家は、この法案の影響が完全に理解されるまでには何年もかかると述べている。
【コメント】
 この改革は民衆が求めていたものでは無かったのだろうか?ロイターによれば、『改革案について、ロペス・オブラドール大統領とシェインバウム次期大統領は、裁判官の責任追及と汚職撲滅に不可欠と説明しているが、国内で数週間にわたり抗議活動が行われている。また米国とカナダが「USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)」への悪影響に懸念を示し、市場でも通貨ペソの圧迫要因になっていた。』そうだ。

その他の記事
ベトナム:
 台風ヤギによる死者数は143人に上った。雨が続き、小さな村では土砂崩れが起こり、ハノイでは洪水が続いている。
北朝鮮:
 制裁を無視して、平壌はロシアに最新鋭の短距離弾道ミサイルを供給し続けている。
米国:
 最高裁が積極的差別是正措置を制限したため、ハーバード大学の黒人学生の入学者数は今年減少している。

2024年9月12日 木曜日

世界の動き 2024年9月11日 水曜日

今日の言葉
「名古屋行」
月に一度名古屋行の新幹線を利用していたが、定期的な利用は今日が最後になる。社外役員のお勤めが今日の取締役会で終了するのだ。
毎回、朝5時半に家を出て、経費節減のためにひかりを使っていた。この原稿を品川で書き始めるとあっという間に多摩川を渡る。小田原までに終わらないと電波の具合がとても悪くなる。
いま右手に大きく富士山が見え始めた。
良い天気で暑くなりそうだ。

少しは会社に貢献できたのか自問する車中だ。

ニューヨークタイムス電子版よりTop3記事
1.ハリス氏とトランプ氏の対決で注目すべき点
【記事要旨】
今こそ、国全体が待ち望んでいた瞬間、討論会の夜だ。(日本時間で朝10時からだ)
カマラ・ハリス副大統領とドナルド・トランプ氏が、11月の投票前に初めて、そしておそらく唯一、同じ舞台に立つことになる。両者にとって賭け金は大きい。選挙戦は極めて接戦で、有権者は依然としてハリス氏に関するさらなる情報を渇望している。
もちろん、政策や公約が大きな話題となるが、攻撃は個人攻撃になることが予想される。トランプ氏の顧問らは、反対者や批判者を侮辱するといういつもの戦略は避けるよう助言しているが、多くの人がトランプ氏が自制できないのではないかと心配している。一方、ハリス氏は嘲笑をいとわず、過去にはトランプ氏とその同盟者たちが「正気を失っている」と示唆している。
討論会は東部時間午後9時に放送される。タイムズ紙は、記者によるリアルタイムの分析とともにイベントをライブストリーミング配信する予定だ。
【コメント】
アメリカのことだが、自民党の総裁選挙より興奮するなー。

2.イスラエルはガザで2,000ポンド爆弾を使用した可能性
【記事要旨】
昨日、イスラエルがガザ南部の避難民キャンプを空爆したが、3人の武器専門家によると、イスラエルが2,000ポンド爆弾を使用したという強力な証拠が残された。タイムズ紙が検証したビデオには、爆発による2つの巨大なクレーターが映っていた。ガザ当局者によると、少なくとも19人が死亡した。
イスラエル軍は、この攻撃は、10月7日の攻撃に関与したハマスの上級戦闘員3人を標的にしたものだったと述べた。使用された爆弾は特定しなかった。
米国は、人口密度の高いガザ地区でこれらの爆弾が民間人の死傷者を過度に引き起こしているとイスラエルに警告し、今年、この非常に破壊力の高い爆弾の輸出を一時停止した。
【コメント】
米国の忠告もイスラエルは聞く耳を持たない。2000ポンドと言えば約1トンの巨大な爆弾だ。

3.3D プリントされた銃がいかにして(そして世界的に)話題になったか
【記事要旨】
FGC-9 はかつては趣味人のガレージ プロジェクトのようなものだったかもしれないが、この半自動小銃は今や世界で最も普及している 3D プリント武器の 1 つだ。北アイルランドの準軍事組織、ミャンマーの反政府勢力、スペインのネオナチは、市販の銃の部品を使わずに完全にゼロから作ることができるこの武器を使用している。
【コメント】
日本でも3Dプリンターで作成した銃が話題になったことがあったがその後聞かない。地下に潜伏しているのだろうか。

その他の記事
ウクライナ:
戦争中最大のドローン攻撃の一つがロシアの奥地を襲い、モスクワ地域で女性が死亡、火災が発生し、空港が閉鎖された。
オーストラリア:
政府は、子どものソーシャルメディア使用の最低年齢を設定しようとしている。
ヨルダン:
有権者が投票所に向かう中、失業が最大の懸念事項となったが、イスラム主義政党はイスラエルのガザ戦争に対する怒りの波に乗じて親欧米政府に挑もうとしている。

ビジネス
イギリス:
ヘッジファンドの大物が、政治的に影響力のある右翼雑誌「ザ・スペクテイター」を買収した。
中国:
ファーウェイは、2回折りたためるなど斬新な点が満載の最新スマートフォン「Mate XT」を発表した。
EU:
EUの最高裁判所は、2つの画期的な訴訟でアップルとグーグルに不利な判決を下し、両社は今後、数十億ユーロの税金や罰金を科せられることになる。

2024年9月11日 水曜日

世界の動き 2024年9月10日 火曜日

今日の言葉
「メルカドーナへ行け」
メルカドーナはスペイン最大のスーパーマーケットチェーンだ。
日本では少子化対策として東京都が婚活用にマッチングアプリを作ったりしているが、スペインでもマッチングアプリが広く使われている。
そこへTikTokにある人が投稿した。「マッチングアプリを捨てて、いますぐメルカドーナへ行け」 この言葉が大流行しているそうだ。
多くの人がメルカドーナへ行けば何らかの出会いがあるのかと期待し、スペイン中にこの言葉が広がっている。
次なる疑問は、メルカドーナへ行ってどうすればよいか。
独身の男女が買い物をしそうな午後7時から8時の間に、独身者が好むパイナップルを買って、ワイン売り場へ向かうのが良い。と言うのが現在スペインで流行っている都市伝説のようだ。
メルカドーナは商品を増やしたり警備員を配したり、図らざる流行への対策に苦慮しているようだ。

ニューヨークタイムス電子版よりTop3記事
1.トランプ氏とハリス氏、討論会の決戦に備える
【記事要旨】
米国では火曜日にハリス副大統領とトランプ氏による最初で唯一の討論会が予定されており、人々は手に汗握る展開を覚悟している。
「ハリス氏の討論スタイルは間違いなく攻撃的だ。殴られたらもっと激しくやり返さなければならないという哲学を持っている」しかし、過去にハリス氏が計画的に準備していなかったときは、「機敏に行動するのに苦労した」と同僚は付け加えた。
「トランプ氏が相手だとそれが問題になる可能性がある。なぜなら、彼は非常に予測不可能な討論者だからだ」と同僚は述べた。
トランプ氏は常に、女性候補者や女性ジャーナリストに対する、明らかにジェンダーを理由とした攻撃の戦略を磨いている。
トランプ氏はまた、最近の出演で名前を間違えたり、事実を混同したり、論点を間違えたりしたことで、新たな批判に直面することになるだろう。彼の支離滅裂な発言や激怒は、有権者の間で懸念を呼んでいる。
夏の政治的混乱の後、世論調査はついにアナリストがずっと予想していた通りの接戦を予想している。
ハリス陣営は討論会当日の広告で、マイク・ペンス元副大統領を含む元トランプ側近数名を起用し、トランプ氏の2期目の大統領就任の危険性を警告する計画を立てている。
【コメント】
この討論会で浮動票の数%が動けば、選挙結果に決定的な影響を与えることになる。

2.ロシア、戦略的都市の占領に躍起
【記事要旨】
戦場の分析によると、ロシア軍は昨日ウクライナ東部の2つの村を占領し、現在2か所でウクライナ軍を包囲している。ポクロフスク市周辺の領土に対するロシアの執念の一環である。
ロシアは、ポクロフスクの南と、もう1つの戦略的都市であるヴレダル近くでウクライナ軍を遮断しようとしている。ポクロフスクは物流と輸送の拠点であり、ウクライナ軍は増援により守勢を強化している。
【コメント】
血で血を洗う市街戦が21世紀のヨーロッパで続いている。狂気を誰も止めることの出来ない。

3.ケイトは化学療法が終わったと発表
【記事要旨】
キャサリン妃は昨日、化学療法を終えたと発表した。3分間の感動的なビデオで、彼女は限られた数の職務に復帰すると語った。
ケンジントン宮殿はキャサリン妃ががんを克服したとは述べなかった。当局は彼女のプライバシー権を理由に彼女の病状についてこれ以上の詳細を明らかにしなかった。
宮殿は彼女が治療を受けていたがんの種類、病気の進行度、化学療法以外の治療の詳細について一度も確認していない。
【コメント】
苦しい治療がひとまず終了したようだ。御快癒を心からお祈りしたい。

その他の記事
中東:
シリアは、国営メディアによると、マシャフ市の科学研究施設を空爆し、少なくとも18人が死亡したことについてイスラエルの責任を主張した。
テクノロジー:
グーグルの2度目の独占禁止法裁判が昨日米国で始まった。司法省は、オンライン広告の支配をめぐってこのテクノロジー大手の解体を求めている。
EU:
待望の報告書によると、欧州は米国や中国に対抗するために、年間9000億ドル近く支出を増やす必要があるという。

2024年9月10日 火曜日