世界の動き 2022.3.1 Tuesday

N.Y. Times 電子版より

1.停戦交渉時もハルキウへの攻撃は続く
【記事要旨】
 ハルキウの住居地区へのロシアの攻撃が交渉中も継続とウクライナが露を非難。月曜の交渉は結論無く終了。露は依然、ウクライナの非軍事化とNATO非加入を要求。
 英情報筋によればキエフ周辺でウクライナの抵抗激しく露の侵攻は遅延、ウクライナから戦火を避ける住人がそして露からも孤立化を避ける住民が合わせて500000人以上脱出。
 制裁を受けルーブルは急落。露ではATMに住民の長蛇の列。露の株式市場は休場。
 スイスが制裁に加わりロシア資産の凍結を示唆。ドイツは軍事費増強へ方針転換。中東諸国も露を非難。露の核能力の誇示を米は非難。
【感想】
 停戦交渉が決裂はせず継続協議になったのは良かった。ゼレンスキーのNATOでなければEUに加盟したいという発言もあるよし。
 プーチンが核のボタンを押さないように着地点を探る努力を続けてもらいたい。

2.香港の病院は患者増に対応できず
【記事要旨】
 病院は患者を収容できず、先週の死者は400人以上で公共墓地はあふれている。日曜は新規感染26000人、死者83人。
 感染は老人ホームで急増しているがワクチン接種は進んでいない。
【感想】
 中国のゼロコロナ政策が自由な香港でどこまで透徹できるか試金石。
 日本では、またまん延防止が延長されるようだが何の根拠もなく延長する政策も困ったものだが。

3.気候変動の大きな脅威を国連が警告
【記事要旨】
 温暖効果を持つガス排出を急減させない限り地球環境の悪化は、自然と人類の対応力を越えるとIPCCが月曜に発表。
 平均気温上昇が1.5度を超えると復元不能。1.5度は2050年までに二酸化炭素のゼロ排出が必要だが多くの国で遅延している。
 2019年には大幅な気候の急変でアジアアフリカで13百万人の住民が移動を余儀なくされた。

【感想】

 これ、何度も言われてきたことで各国も一応目標達成を公約しているが。ウクライナ侵攻を止められない国連としては、環境保護あたりしか役割が無い。

その他:
ピョンヤンでオリンピックしたかったの?
Pyeongchang, one of South Korea’s poorest regions, hoped that hosting the 2018 Olympic Games would bring tourists and prosperity. It hasn’t really happened.
東ドイツでは我慢の限界
In Germany’s former Communist East, security officials worry that a long-running movement against Covid restrictions is becoming an incubator of political violence.

(2022.3.1 Tuesday)