N.Y. Times 電子版より
1.米は露に剛球でのぞむ
【記事要旨】
米国がロシアに示している最も厳しい制裁はロシアに深刻な打撃を与えるだろう。但し、ロシアはその強靭性を特徴にしており、強力な制裁は世界経済に甚大な影響をもたらす。
ロシアは欧州への天然ガスの供給をストップする可能性をちらつかせている。米と独はそのような事態になればNord Stream2が前に進まないと警告している。フランスはロシアと交渉し欧州の安全保障体制を形成しようとしている。
【感想】
ウクライナは、米はやりすぎだと依然として言っている。
フランスは露仏協商の伝統がある。革命前のロシアの知識人の多くはパリに遊学した。アングロサクション諸国や二度の大戦で戦ったドイツよりも、ロシアにとっては話しやすい相手だと思われる。
今後の事態の解決にフランスが活躍するかもしれない。
2.米国が支援するクルド人勢力が刑務所を奪回
【記事要旨】
8日間続いた戦いは日曜に終了。米軍が巻き込まれた近時最大の戦闘だった。
【感想】
シリアのクルド人支配地域に米軍700人が駐留してる。米国はこうした兵士の士気をどのように維持し高めているのだろうか。
3.中国のハイテクを使ったCOVID対策
【記事要旨】
武漢で始まったCOVIDを、中国は14億大衆の習政権への支援を基にハイテク監視システムを駆使してコントロールしようとしている。
コロナだけでなく、犯罪、汚染、反政府活動を広範に監視することは、習近平のいう「西側の混迷」に対抗するやり方として支持されている。
【感想】
マスクをかけていても顔認識が出来る。街中の監視カメラで個人の行動が監視される。ここにはジョージ・オーウェルの世界がある。
個人の健康管理がすごい。
Individuals are assigned a health code — green, yellow or red — determined by location, travel history, test results and other health data. The code can be used to restrict movement, and it has been key to China’s zero-Covid goal. It’s also the foundation for increased surveillance.
その他:またispaceの記事が載っていました。期待しましょう。
The Japanese company ispace is pushing ahead with plans to launch a private moon lander in 2022.
(2022.1.31 Monday)