10月24日の金曜日に、神奈川県立横須賀高校の同窓会が横須賀であった。我々は1970年の卒業だから卒後55年経ったことになる。卒業生400名中、120名強が集まった。
横須賀高校は3年間組み換えなしで私は入学から8組だった。後で聞いたのだが、入学成績順に1組から割り当てていくそうで、8組は学力が1組よりは劣ることになるそうだが、それを知ったのは卒業後だった。
組み換えがなかったので親しい友人は8組のものに限られるのだが、今回は多くの友人と卒業以来の旧交を温めた。
一番驚いたのはI君。現役で東大理IIに進学し、製薬会社で研究所長を務めたそうだ。こちらは一浪で文IIー経済学部と進んだが、彼とは大学でも電車でも全くあったことがなかった。東大に進んだのも今回初めて知った次第だった。
地方の国立大学の医学部を卒業した友人2人にも、卒業以来初めて会うことができた。いずれもまだ現役で医師をしているそうで立派だと思った。
卒業生中、横須賀と逗子に在住者が約5割で、随分地元に残っている人が多い印象だった。50名のクラスで物故者18名は、随分多い。昔陸上の中距離で鳴らしていたO君は、腰が痛いということで、当方と座骨神経痛の話で盛り上がった。
3年後にまた全体の同窓会があるとかで、再開を期して別れた。
横須賀中央から乗った京浜急行の快速特急は、横須賀の緑を抜けて、横浜に入ると山の上までびっしりと住宅が景色を埋め尽くす。
電車に揺られながら、いつもと逆方向で家路につく宵だった。
2025年10月26日 日曜日