オランダ、ベルギー、日本 (備忘的メモ⓵)

オランダとベルギーを8日間の駆け足で旅行した。日本との比較で気づいたことも多かったので備忘録的にまとめてみたい。ベルギーは20年振り、オランダは初めての訪問だ。

まず基本情報を整理する。
【基本情報】
オランダ   ベルギー   日本
面積  42千㎢    30千㎢    370千㎢
(九州ほど) (四国よりやや大)
人口  1776万人   1170万人   12500万人
建国  1648年    1830     紀元前600年
スペインから独立 オランダから独立 神武天皇即位
政体  立憲君主制   立憲君主制   立憲君主制

両国の国土の面積ではとても小さい国だと今更ながら認識する。
(観光旅行するにはとても都合が良い)

ベルギーとオランダにルクセンブクを加えた3か国はBENELUX3国と言われる。元々この地域はネダーランド(低湿地)と呼ばれ欧州の交通の要衝を占めていた。そのため、長く欧州の強国に支配されてきた歴史を持つ。
現在も、ドイツとフランスと言う欧州の二大強国に挟まれているが、EUの本拠がベルギーに置かれたりして、存在感を示している。

【宗教と言語】

宗教(%)     オランダ ベルギー  日本 日本
無宗教     57           ー    62
カトリック    18    伝統的に

プロテスタント 13
イスラム 6
神道                 48.5          3
仏教                 46.3       31
キリスト教               1           1
その他                 4           1
(宗教年鑑)(NHK)

日本の宗教は宗教年鑑による数字(宗教団体の申告)とNHK調べに大きな差があるが、NHK調べが実態に近い。

驚くべきはオランダの無宗教比率の高さだ。キリスト教の禁止された江戸時代に長崎の出島で交易を許され日本にとっての海外へ開かれた窓となったオランダは、宗教に囚われない融通無碍さがあったのが当時の大きな理由だが、現在では、その無宗教性が更に大きくなってきているように見える。

言語       オランダ  ベルギー
オランダ語   ほぼ100   北部で
フランス語          南部で
ドイツ語          東部の一部で
第一次大戦前
ドイツ領だったエリア

ほぼオランダ語がつかわれるオランダと違い、ベルギーは北部と南部で言語も文化も異なり絶えず分離論が起きている。複雑な国内をまとめる力は複雑な欧州をまとめる力でもある。
第3代欧州理事機議長(EUの大統領と呼ばれることもある)シャルル・イヴ・ジャン・ギスレーヌ・ミシェル(フランス語: Charles Yves Jean Ghislaine Michel、1975年12月21日 – )は、ベルギーの政治家で元ベルギー首相だ。

2024年4月20日 土曜日