今日の言葉:
「フランクリン自伝」
米国建国の父の一人であるベンジャミン・フランクリンの自伝だ。克己心と楽観的な性格で、科学、事業、軍事という多様な分野で大きな成功を収めた人だ。
ほとんどの自伝は面白くないがこれは例外だ。岩波文庫で簡単に手に入る。一読をお薦めしたい。斉藤孝氏による入門書も売れているようだ。
ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.裁判所はトランプ大統領の免責主張を却下
【記事要旨】
連邦控訴裁判所は、2020年の選挙を覆すことを計画したとしてドナルド・トランプ氏を告発した刑事起訴における絶対的免責の主張を棄却した。 裁判所は、彼も他のアメリカ人同様に連邦刑法の対象であり、裁判を受けなければならないとの判決を下した。
この判決が最終決定となる可能性は低い。 共和党大統領候補指名獲得が確実視されているトランプ氏は最高裁に上訴するとみられている。
しかし、この判決は、控訴裁判所がこれまで扱ってこなかった疑問、つまり元大統領は在任中に行った行為について刑事司法制度による責任を逃れることができるのかという疑問に答えた重要な法律上の瞬間だった。
判事団は「この刑事事件の目的のため、トランプ前大統領は他の刑事訴訟の被告として市民トランプとなった」と述べた。 「大統領在任中に彼を守っていたかもしれない行政免責は、もはや今回の訴追から彼を守ってくれない。」
今後の展開:最高裁判所がこの事件の審理に同意した場合、11月の総選挙前に選挙容疑に関する裁判が行われる可能性がある。 しかし、判事が時間をとれば、裁判が選挙後まで延期される可能性もある。 トランプ氏が勝てば、司法省に訴訟の却下を要求するか、あるいは自らの恩赦を求める立場に立つことになる。
【コメント】
重要な判決が出た。モシトラを防ぐ唯一の望みかもしれない。
2.イスラエルはガザの人質の5分の1が死亡したと発表した
【記事要旨】
イスラエル諜報員は、残りのイスラエル人人質136人のうち少なくとも32人が死亡したと発表した。 これは、10月7日の攻撃でハマスに捕らえられた人質全体の約5分の1に相当する。
死亡は確認されており、軍関係者らは家族に報告を受けたと述べた。 イスラエル当局者らはまた、警察官らが少なくとも他の人質20人も殺害された可能性を示す情報を調査していると述べた。
このニュースは、ガザ戦争に対する政府のアプローチをめぐるイスラエル国内の議論をさらに悪化させる可能性がある。 人質の生存者と家族は、この作戦が愛する人たちを危険にさらしていると述べた。 彼らはイスラエルが侵略を進めるのではなく、新たな人質取引を優先することを望んでいた。
停戦:ハマスは、ガザの人質解放を可能にする停戦の枠組みに応じた。 米国務長官は「やるべきことはたくさんある」と述べた。
視覚的な調査:ソーシャルメディアの分析により、ガザ地区のイスラエル兵が自分自身を撮影し、民間財産と思われるものを破壊していることが判明した。
【コメント】
イスラエルが激しい攻撃を続ければ人質も犠牲にならざるを得ない。何度も言うが、イスラエルの国策は、小の虫(人質)を犠牲にしても国策(ハマスの殲滅)を優先するものだ。
3.チャールズ国王の診断後の今後の展開
【記事要旨】
ハリー王子は昨日、父親に会いにロンドンに到着したが、国王の健康危機がハリー王子と家族の和解を促すのではないかとの憶測が広がっている。
国王の病気の重荷は、41歳の後継者ウィリアム氏に重くのしかかる可能性が高く、国王が機能不全に陥った場合にその職務を引き継ぐことになる。 注目度が非常に高かったチャールズ皇太子が引退することになれば王室はソーシャルメディア時代に自分自身をどのように投影するかを再考せざるを得なくなる。
背景: 国王のガン診断は英国王室にとって最新の打撃となっている。王室は死(エリザベス2世女王とその夫フィリップ殿下)、スキャンダル(アンドルー王子)、離脱(ハリー王子とその妻)、その他の健康問題(ウィリアムの妻キャサリン)等を抱えてきた。
がん診断:専門家らは国王がどのような種類のがんに罹患している可能性があるかについて検討し、定期検査でそのような診断が下されることは前代未聞ではないと指摘した。
【コメント】
多彩な人々を擁する英王室は、やはり注目度が高いと感じる。国王の快癒を祈りたい。
その他の記事より
・バイデン大統領の努力
President Biden pressed Republican lawmakers to pass a bill that would make broad changes to U.S. immigration law and deliver emergency aid to Ukraine, Israel and Taiwan.
・米国の民兵組織攻撃
The U.S. said it was successful in striking Iranian-backed militia targets in Iraq and Syria, but that the groups still have most of their capability to carry out attacks.
・宇宙に浮かぶ日傘
A “sun shield” was once seen as a fringe idea to fight climate change. Now, a team of scientists says that it could launch a prototype of one of the giant parasols into space in just a few years.
2024年2月7日 水曜日