目詰まりを防ぐには(1)

日本のPCR検査数が増えない理由を安倍首相は記者会見で「目詰まりしていた」と言っていた。

保健所が中心となったコロナの防疫体制では、
・問い合わせが集中して保健所に連絡が取れない。
・37.5度以上の発熱が4日つづかないとまともに対応してもらえない。
・保健所で検査する能力が乏しい。
・保健所から採取した検体を検査機関に破棄部人員が不足している。
・保健所から区・都への連絡が悪い。
・文書の転記に誤りが起こる。
といったいろいろな欠陥が挙げられてきた。これらが目詰まりを起こした原因だろう。

欠陥解消のために保健所の人員数を抜本的に拡大すべしという議論がなされていたが、誤った対応だ。
その後目詰まりがどう解消してきているのかTV報道もほとんどないのでわからない。

卑近な例だが、我が家の2台の洗濯機を例にあげよう。
東京の家ではPANASONICのドラム式を使用している。
湿気を吸収するタイプだという説明であまりしっかりと乾かない。しかも、乾燥するたびに綿埃がたまり「埃を除去してください」というサインがでる。
那須の家では東芝のドラム式を使用している。
温風を噴き出して乾かすタイプだとかでしっかり乾く。生地が縮むきらいがあるが乾くほうが重要だ。
さらに、
この洗濯機には綿埃がたまる機構がない。
従って綿埃はたまりようがない。

我々が目指すべきは、目詰まりを防ぐために人海戦術で対応するのではなく、目詰まりしないシステムを作り上げることなのだ。(この項続く)

(2020.6,27)