今日の言葉:
「入管法の改正」
法務委員会で大騒ぎしているが、論点がわからない。
難民申請が3回否定されると強制送還される規定が論議を呼んでいるようだ。賛成派はこれで増加する難民認定を求める動きが正常化するという。反対派は人権を無視した法制で対象者が自国で極刑にされかねないという。
日本での難民申請がどういう状況なのか。どこの国の人たちがわざわざ日本で申請するのか。難民と本当に言える人たちかどうか。世界的に見てこの処置は妥当なものか、そうでないのか。
こうした疑問に答えてくれる報道はなかった。もやもやの残る改正だ。今後の運用がどうなるかしっかり報道して欲しいものだ。
ニューヨークタイムズ記事より
1.ウクライナ、南部で大規模な攻撃を開始
【記事要旨】
米高官は、ザポリージャ南部地域でのウクライナ軍の攻撃は、ロシアから領土を奪還するための反攻のようだと述べた。 ウ政府とその西側同盟国にとって大きな賭けだ。
同当局者によると、ザポリージャ駐留のウクライナ軍にはドイツの戦車レオパルト2と米国のブラッドレー戦闘車両が含まれていた。 この攻撃には、米国と他のウクライナ同盟国が特に反撃のために訓練し装備していた部隊の一部が関与した。
ロシア軍当局者らは、ロシア軍は襲撃に耐え、敵に多大な死傷者を出したと述べた。 米当局者は、ウクライナ軍が初期の戦闘で死傷者を出したことを認めた。 ウクライナからは直ちにコメントは得られていないが、詳細については沈黙を守るとしている。
ウクライナがロシアの防衛線を突破できなければ、ウ政府は同盟国から真剣な停戦交渉に入るよう圧力を受ける可能性がある。
ロシア軍は昨日、ゼレンスキー大統領が洪水に見舞われた都市を訪問した数時間後にヘルソンを砲撃し、避難場所の近くを攻撃した。
【コメント】
西側の新型戦車の威力はどれほどのものだろうか。戦争は新たなステージに入ったのは確かだ。
2.米国の投票権の勝利
【記事要旨】
最高裁判所は、アラバマ州が黒人有権者が過半数を占める単一選挙区を含む投票区割を作成することによって黒人有権者の力を弱めたとの判決を下した。
5対4の判決は驚きだった。最高裁の保守派多数派は、少数派の有権者を人種差別から守るために1965年に制定された連邦法である投票権法を阻止しようと努めてきた。
今回の事件は、共和党が支配するアラバマ州議会が2020年の国勢調査を考慮して投票区割を書き直したときに始まった。 同州には 7 つの選挙区があり、選挙権年齢人口の約 27% が黒人だ。
この決定は、アラバマ州議会が黒人が過半数を占める別の選挙区を作らなければならないことを意味する。
中絶、銃、宗教、気候変動に関する判決に見られる最近の最高裁判所の右傾化は、その道徳的権威に対する国民の信頼を揺るがしていた。
【コメント】
サラマンダーというが、自党に有利なように選挙区割を行う行為だ。黒人の投票者を一つの区に集めれば、他の選挙区では黒人投票者が減り力が弱まる。共和党だけでなく民主党もやっている政策だ。
3.中国のモスク再建計画
【記事要旨】
中国雲南省のナグと沙店にあるモスクは、対立と共存の間で揺れ動く北京とイスラム教の関係を語る上で特に重要なモスクである。
共産党によるモスクの閉鎖、取り壊し、または強制的な再設計を求める キャンペーンの後、中国に現存するアラブ風の建築を持つ最後の主要なモスクの1つである。
しかし先月下旬、当局がモスクの中庭に建設用クレーンを打ち込んだ後、ナグ市の少数民族イスラム教徒回族のメンバーが警察と衝突した。 当局者らは、ドームを撤去し、ミナレットをより「中国風」に作り直す計画だと述べていた。 取り壊しは一時停止されたが、住民らは取り壊しは避けられないと考えている。ナグのイスラム教徒住民にとって、この改造計画は彼らの生活様式に対するより広範な弾圧の前触れだ。
【コメント】
どんな建物になるのだろうか。大きなラーメン屋さんのような建物でしょうね。文化の弾圧は共産党の常套手段だ。
その他:
中国がキューバに接近
China has agreed to pay several billion dollars to Cuba to build an electronic eavesdropping center, which could be used to spy on the U.S., The Wall Street Journal reports.
山火事の煙がNYを覆う
Smoke from raging wildfires in Canada that has plagued the northeastern U.S. is spreading south and west.
クワタサトシさん 知っていましたか?
Satoshi Kuwata, the Japanese designer and founder of Setchu, won fashion’s most prestigious award for young designers.
(装苑オンラインに詳しい記事があります。https://soen.tokyo/from-paris/news/lvmh_prize_2023_230608/ )
2023年6月9日 金曜日