世界の動き 2022年6月16日 木曜日

ニューヨーク・タイムズ電子版より

今日の一言:
「インフレには金利上昇策が有効か?」
 大学で習った。「重要拡大によるインフレ(ディマンドプル型)には金利上昇が有効。コストアップによるインフレ(コストプッシュ型)には金利上昇は有効でない。」これは今でも当てはまる原則だ。
 米中銀は米国の景気はまだ好調で拡大基調と判断しているのだろうが、そうだろうか。
 日本での物価上昇はコストプッシュ型であるのが明白なので一部識者が言う金利引き上げはすべきでない。

1.米はウクライナへ10億ドルの軍事支援
【記事要旨】
 ゼレンスキーの東部防衛での支援要請にこたえ米国は10憶ドルの、西側諸国も一層の軍事支援を約束。ロシアはセベロドネツクを包囲し人道回路を用意し降伏か死かの選択を迫る。中国はプーチンと電話会談し協力を約す。
【コメント】
 中国やインドの動きでロシアへの制裁はなかなか効かない。

2.FRBは政策金利を0.75%引き上げ
【記事要旨】
 0.75%は1994年でこれを受けてSP500は1.4%上昇。更なる金利引き上げは景気後退をもたらす懸念もあるが、FRBは今年の失業率は3.7%であり景気は堅調と説明。年末には金利は3-4%への上昇が予想される。昨年秋以来暗号資産の価格は65%低下し大打撃。
【コメント】
 予想外の大幅引き上げを市場は今のところ好感。噂で売り事実で買うという良い事例。

3.中国での暴行映像が広まる
【記事要旨】
 唐山市での暴力団による女性を暴行する画像が中国で拡散。性差別について中国での議論がされるようになってきているが、フェミニズム運動にはこのような暴行事件画像の拡散が水を差す動きも。一月には鎖につながれた女性の映像が、昨年は女性テニス選手の共産党高官への指摘が、中国での女性の人権問題の一部をあらわしている。
【コメント】
 SNSの力が強権支配への抵抗になっているということだろう。日本でのSNSは政治的な利用は少ないと思う。いわゆるネット右翼的な人たちが活発に利用しているようだが。

その他:
イスラムではご法度
Indonesia and Malaysia may follow the U.A.E. in restricting “Lightyear,” a new Disney film that features a same-sex kiss.
パキスタン政府は国民に紅茶を控えるように呼び掛け
Pakistan’s government is urging its people to drink less tea, saying that tea imports are hurting the economy, CNN reports.
温暖化でペンギンが死滅?
Penguins are washing up on New Zealand’s beaches, The Guardian reports. Officials think they are starving to death, as climate change warms waters and drives away their food source.

(2022年6月16日 木曜日)