N.Y. Times 電子版より
今日の一言:
防衛省の防衛研究所の人たちがウクライナ情勢をめぐりTVにコメンテーターとして出演している。彼らは公務員だと思うが、良いのだろうか? 国会で証言するのは良いと思うが、日本政府の見方を漏らすことにならないのだろうか?気になる。
1.フィンランドとスウェーデンはNATO加盟を検討
【記事要旨】
フィンランドとスウェーデンはNATO加盟を検討し、今後数週間で認められる見通し。プーチンの侵攻は、ウクライナのナショナリズムを強め、西欧の連帯を強め、NATOの拡大をもたらしている。ポーランドとバルト3国の首脳はキーフへ訪問し戦争犯罪の証拠を集めた。欧州安全保障協力機構OSCEの初期的な報告では明確な戦争犯罪の証拠がある由。
イエレン財務長官は中国にロシアに停戦を働きかけることを促す。傍観は大国の地位に傷がつく。開戦後ロシアの技術者数千人が出国しロシアへは大きな打撃。
【感想】
「近攻遠交策」の具体化ですな。
2.コロナ患者5億人越え
【記事要旨】
3年目に入ったコロナ禍で感染者は今年だけで2億人を数え累計5億人を超えた。2週間前との比較では1日100万人が感染し34%減少、死者は一日3700人で24%減少。感染検査能力の不足が感染者数を小さくしておりWHOはアフリカでは住民の65%が感染しているとの見方。検査しなければ何株に感染しているかも把握出来ない。
【感想】
日本でも検査しないので陽性者数が小さくなっていると思われる。厚労省の医系技官は感染当初からPCR検査に後ろ向きでそのスタンスは変わっていない。何故かは不明だ。
3.フィリピンの独裁者の息子が次期大統領へ
【記事要旨】
フェルディナンド・マルコスJr.は1965から1986年まで続いた父親の専制への批判から自分の家族を守ることに多くの時間を費やしてきたが、いまは来月に予想される次期大統領選の最有力候補だ。「ボンボン」というあだ名で呼ばれる彼は、専制の歴史を塗り替え、専制の記憶のない若い世代にSNS中心の選挙活動を続けている。ノーベル平和賞を受賞したジャーナリストのマリア・レスは、過去の歴史を書き換えようとするボンボンの選挙運動を批判している。台風が襲ったレイテ島では48人が地滑りで死亡。
【感想】
マルコスの息子か?世襲制だな。と思ったら、我が国の首相もそうだった。
その他:
フランス大統領選の決選投票
Both President Emmanuel Macron and Marine Le Pen, his far-right challenger, are seeking to appeal to voters on the left after the traditional left-wing candidate lost in the first round of voting.
メキシコでもコンボイ
Scores of truck drivers in Mexico set up a blockade to protest new safety inspections ordered by the Texas governor. The clash has already snarled traffic on a major international bridge for days.
マッキンゼーの利益相反に関する興味深い記事
The consulting firm McKinsey & Company works for many of the world’s biggest companies, as well as for governments in the United States, Europe and Asia. A Times investigation found that working on both sides of the fence was part of McKinsey’s pitch. In the U.S., it allowed employees who worked for opioid makers and other pharmaceutical companies to also consult for the F.D.A., raising stark questions about conflicts of interest.
(2022.4.14 Thursday)