世界の動き 2022.5.9 Monday

N.Y. Times 電子版より
今日の一言:
やっとGWが明けた。人出が著増したようだが少しは景気回復に効果があったのだろうか。
GWの間の最大のニュースはプーチンが癌の手術をするという噂。胃がん説、甲状腺がん説があるが事態がどう変わるのだろうか。膨らんだ顔つきはステロイド治療の為との見方もある。

1.5月9日は何をもたらすか
【記事要旨】
対ナチ戦勝記念日が、プーチン下でロシアの軍事力誇示の記念日に変化している。日曜には東部2州を対ナチ戦闘の立役者と称賛した。マリウポリでは女性子供の退避が終了。製鉄所内の部隊は徹底抗戦を表明。プーチンは負けられない戦争が上手く進んでおらず危険な状況とCIA高官が語る。
【感想】
いずれにしても、今日プーチンがどういう演説をするかに注目。

2.香港の行政長官は中国政府の人間
【記事要旨】
中国政府が支援するJohn Lee李家超が行政長官に選出された。2019年以来警察長官として民主化運動を弾圧し国家安全法の施行により民主化メディアを封殺してきた。本土からのゼロコロナ政策の強制にどう対応するかに注目が集まる。
【感想】
自由な国際的な金融センターとしての香港の行方に注目したい。東京が香港のシェアを取れるのに、動きが鈍い。

3.アフガンの女性への抑圧
【記事要旨】
女性は公共の場では頭からつま先まで布でカバーしなければならないとタリバン政権は発表。ブルカが望ましいがヒジャブでも構わない。この法に違反すると投獄されその夫も逮捕される。ラマダン明けでも日常生活の改善は見られず。
【感想】
人口のほぼ半分から活力を奪う愚策。日本も女性の活用を根源的に考えないと成長はないと改めて思う。

その他:
米の台湾支援
The U.S. is pushing Taiwan to order American-made weapons for asymmetric warfare, which would help its small military repel a seaborne invasion by China.
英も頭が痛い
In a seismic shift driven by Brexit, the nationalist party Sinn Fein won the most seats in Northern Ireland’s government.
仏の植民地支配の残滓
Louis Faidherbe, a French general, helped shape Senegal’s former capital — and also led brutal military campaigns in West Africa. Now, the city is divided over what to do with a bronze statue of him that has stood in a central square for more than a century.

(2022.5.9 Monday)