今日の言葉:
「テスラ]
電気自動車(EV)メーカーのテスラの株価が大幅安。終値で9.7%安となった。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、金利が上昇し続ければ、テスラはEVの値下げを続けざるを得なくなると発言。収益性が一段と悪化するリスクが嫌気された。バークレイズのアナリスト、ダン・レビー氏は、テスラは販売台数を増やすため値引きに依存しているとし、粗利益率の回復は「予想より遅くなる可能性がある」と指摘した。(Bloomberg)
テスラはEVを売るというよりも、製造技術(トヨタが導入する)や充電方法(米国のGMとFORDが採用。昨日はNISSANが採用表明)を提供して安定的な収益をあげる体制を整えている。今回の株価調整は一時的で、中長期的には更なる株価上昇を予想する。
ニューヨークタイムズ記事より
1.オーストラリアとニュージーランドがワールドカップ初戦で勝利
【記事要旨】
女子ワールドカップの最初の試合は、女子サッカーの成長と将来性を示した。
共開催国はそれぞれ1-0の勝利でトーナメントをスタートした。 国内女子サッカーの試合史上最大の観衆の前でニュージーランドがノルウェーを破った。 ニュージーランドチームのキャプテン、アリ・ライリーは「試合に勝つことだけが目的ではなく、国全体を鼓舞することが目的だったので、自分たちに大きなプレッシャーをかけた」と語った。
その後、オーストラリアは、試合前夜に負傷した最大のスター、サム・カーの欠場にもかかわらず、アイルランドを破った。 彼女は少なくとも2試合を欠場するとチームが発表した。 この大会は12人近くのトップ選手が負傷により欠場している。
ワールドカップ開幕の数時間前、オークランドのスタジアムから約3マイル離れた建設現場で銃撃犯が2人を殺害した。犯人も死亡した。
ディフェンディング チャンピオンである米国は、初の女子ワールドカップに出場するベトナムと対戦する。
【コメント】
2011年のWCapでなでしこジャパンが優勝した時は燃えた。澤選手のゴールの画面は鮮明に覚えている。夢よもう一度だ。
2.イラクの抗議参加者がスウェーデン大使館に放火
【記事要旨】
昨日朝、数百人の抗議活動参加者がバグダッドのスウェーデン大使館を襲撃し、一部に放火した。この暴動は、先月ストックホルムで起きた抗議活動から波及した最新のもので、イスラム教徒の祝日イード・アル・アドハーの初日に一人のイラク難民が中央モスクの外でコーランを引き裂き、燃やした。
スウェーデンは大使館職員に被害はなかったと発表した。 その日遅く、ストックホルムのイラク大使館前でデモ参加者2人がコーランのコピーを蹴り飛ばし、イラク国旗のレプリカを踏みつけた。 これに対し、イラクは国交を断絶した。
昨日の抗議活動は、スウェーデンはイスラム教に対して「敵対的」であるとする聖職者ムクタダ・アル・サドル師の勧めで行われた。
スウェーデンはコーランの焼却を伴う抗議活動を容認するかどうかで悩んでおり、同国がNATO加盟を目指している間に外交上の緊張が高まっている。
【コメント】
宗教はドグマだが、イスラム教はドグマ性が極めて強い。西側の自由と民主主義と異なるイスラム世界への対応は難しく注意が必要だ。
3.インドの民族紛争を浮き彫りにする暴行ビデオ
【記事要旨】
水曜日、インドで暴力的な動画が拡散し、北東部マニプール州での血なまぐさい民族衝突に改めて注目が集まった。同州では政府の給付金の利用をめぐって2つのコミュニティが事実上戦争状態にある。
ビデオでは、2人の女性が暴徒に暴行を受け、裸で街を歩かされた。 この衝撃的な性的暴行の情報が広まるまでに2か月以上かかった。その理由の一部は、この地域のインターネットが遮断されていたことだった。インドでは情報の流れを制限するためにいろいろな戦術が一般的になっていた。
この暴行は国に衝撃を与え、緊張をさらに煽り、130人以上が死亡、3万5,000人以上が避難しているこの紛争に新たな注目が集まった。 また、モディ首相が「恥ずべき事件」と初めて公の場でコメントした。
警察の告訴状によると、暴徒は女性1人をレイプし、彼女を守ろうとした弟を殺害した。 暴徒の多くはマニプール州で僅差の多数派のメイテイ人で、犠牲者はクキス人だった。
【コメント】
メイテイ人はヒンズー教で、クキス人はキリスト教のようだ。インドでは多数派のヒンズー教徒の暴力が顕著になっている。
その他:
ロシアの穀物攻撃
Russia attacked the port cities of Odesa and Mykolaiv as it takes apparent aim at Ukraine’s grain exporting infrastructure. Wheat prices have risen to 13 percent since Monday.
ドイツでもシエスタ
Germany, which once sneered at the practice of midday naps to beat the heat, is reconsidering the siesta.
習主席キッシンジャー氏と会談
In Beijing, Xi Jinping, China’s leader, personally welcomed Henry Kissinger, calling the former U.S. secretary of state an “old friend.”
2023年7月21日 金曜日