今日の言葉
「梅雨入り」
「梅雨入り」とは「梅雨の季節に入ること」で、雨や曇りの日が多くなる時期に突入するまで、5日間程度の「移り変わりの時期」が設けられ、気象庁はこの移り変わりの時期の中日を梅雨入り時期としている。わかりやすく言うと、これまでと比べ今後一週間で雨が目立って増えることが見込まれる場合は「梅雨入り」する可能性が高い。
週刊天気予報を見ると今後一週間は明らかに雨が多そうだ。そろそろ梅雨入りかも知れない。「タチアオイ」の花は、下からはじめて一番上まで咲き終わると梅雨が明けると言われるが、自宅の近くの「タチアオイ」は一番上まで咲きかけており、梅雨入りをとっくに宣言している。
ニューヨークタイムズ記事より
1.米当局者が債務制限協定を結ぶ
【記事要旨】
バイデン大統領とケビン・マッカーシー下院議長は、債務上限を2年間解除することで大筋合意に達した。
バイデン氏は土曜夜の声明で「これは勤労者にとって重要なプログラムを守り、すべての人にとって経済を成長させながら支出を削減する重要な前進だ」と述べた。
この協定により、現在31兆4000億ドルに達している借り入れ制限は、次の大統領選挙を乗り切るのに十分な期間停止されることになる。 財務省は、6月5日に予想された破滅的な債務不履行は回避される見込みだ。
共和党が望むほどではないものの、国内支出には上限が設けられるが、国防、社会保障、メディケイド、退役軍人向けプログラムは削減から守られることになる。
この計画の議会通過は保証されていない。下院と上院が協定案を可決し、バイデンに署名されないとならないが、下院では共和党が僅差で過半数を占めており、右派議員らはすでに反乱を起こしている。
バイデン氏の超党派主義に徹しているという主張が民主党内の多くの人々から批判されることにもなる。
【コメント】
一応安心だ。共和党右派が抗戦しても、下院の通過は堅そうだ。
2.エルドアン大統領が再選される
【記事要旨】
在任20年間で最大の政治的課題に直面していたエルドアン大統領が昨日、再選に勝利した。 エルドアン氏は得票率52.1%を獲得し、対抗馬のケマル・キリクダログル氏は47.9%を獲得した。
エルドアン大統領はイスタンブールの自宅前にある白いバスの上から支持者らに演説し、さらに5年間の任期を与えてくれたこと、そして決選投票での支持に感謝の意を表した。「墓まで一緒にいるよ」と彼は言った。
キリクダログル氏はテレビ演説で結果には異議を唱えなかったが、エルドアン氏が国家権力を利用した選挙は不公平だったと述べた。
米国を含むNATO同盟国はこの結果を注視していた。エルドアン大統領がフィンランドの同盟加盟を妨げ、スウェーデンの加盟支持を拒否したため、エルドアン大統領との関係は緊張している。
【コメント】
大山鳴動したが落ち着くところに落ち着いた。ロシアを孤立させないためにはエルドアン政権の継続が良かったのかもしれない。経済運営をしっかり行い国内の不満を沈静化して欲しいものだ。
3.中国で新型コロナウイルス感染者が増加
【記事要旨】
中国の保健当局は、4月以降、特に世界中に広がっている変異種による新型コロナウイルス感染者数の増加を報告している。 ある著名な医師は、6月下旬までに全国で1週間に最大6,500万人が感染する可能性があると推定した。
これらの数字は、12月に突然撤回された「ゼロコロナ」政策への回帰の可能性を示すが、中国の当局者は、厳しい規制を再導入することなく、国民を感染拡大に備えさせようとしているようだ。
国内旅行に対する厳しい制限を廃止して以来、政府は成長の回復と雇用創出に向けて舵を切った。 ここ数年で最高水準にある若者の失業率は、新型コロナウイルス感染者数の増加よりも政治的に差し迫った問題かもしれない。
【コメント】
インバウンドの解禁で中国からの渡航者が著増するだろう。インバウンドのこれ以上の増加は歓迎しない立場だが、日本で感染が再拡大したとき日本政府が狼狽しないことを望みたい。効果の薄いマスクをいつまでも外せない国民性だ。
その他:
ベトナムで政府要人をからかうのはご法度
A powerful Communist official in Vietnam ate a gold-encrusted steak. An activist who poked fun at the excess was sentenced to more than five years in prison.
日本の民間企業の月着陸失敗の原因
An inquiry found that a software glitch caused a Japanese robotic spacecraft to misjudge its altitude as it attempted to land on the moon last month before its crash.
カンヌ映画祭の金賞
“Anatomy of a Fall,” directed by Justine Triet, won the Palme d’Or at the Cannes film festival.
(水島注:Anatomy of a Fall (French: Anatomie d’une chute) is a 2023 French thriller film directed by Justine Triet from a screenplay co-written by Triet and Arthur Harari. It stars Sandra Hüller as a writer trying to prove her innocence in her husband’s death.
と言うことで、まだ日本未公開です)
2023年5月29日 月曜日