きんざい金融内部監査人養成講座 祝50回!

金融財政事情研究会(きんざい)の金融内部監査人養成講座は、金融機関の内部監査に配属された人にとって必修の講座になってきている。
以前は年2回、10年ほど前からは年3回、1週間で内部監査の基礎から実務まで幅広い知識を得ることができる講座だ。毎回30人以上が受講するから、既に卒業生が1500人を超えている。
今回(50回目)は10月28日から11月1日までが講義で、今日は認定試験が実施される。今回は受講生は33名で21名が民間金融機関から、12人が政府系金融機関と財務省からの受講生だった。金融機関の参加者に二人の執行役員監査部長がいて、内部監査の組織内の位置づけの向上を実感した。
私は、50回のすべてで講師を務め、5日間のコースの最初の一日半を担当している。内部監査を取り巻く環境変化、内部統制の概論を話すのが私の役割だ。5日間の講座に占める私のリスク量は(一日半)30%であり、毎回緊張して準備する。最近は金融庁の動きや、新商品、デジタライゼーション等から目が離せず、受講生に伝えている。
講座の終わりに、私が伝えたかったメッセージは「内部監査はとても重要でやりがいのある仕事です」という結論で終わる。多くの受講生に何らかの動機づけが与えられたとしたら講師冥利に尽きるというものだ。

(2019.11.2)