ニューヨークタイムズ電子版より
今日の一言:
「季節性インフルエンザ」
オーストラリアでの冬の流行状況からすると、今年の冬はインフルエンザが日本で大流行すると予想されている。過去二年間、人々のコロナへの細心の注意がインフルの流行を抑制してきたと言われるが、その風説が事実かどうか試される冬になりそうだ。コロナでは全数把握を止める代わりに、インフルの感染者と死者が毎日報道される事態になりはしないか。メディアの取扱いも注目だ。
1.新疆の人権問題の国連報告書公表は更に遅延
【記事要旨】
バチェレ国連人権高等弁務官が5月に行った新疆ウイグル自治区の視察に関する報告書の発表が遅延している。バチェレ氏がウイグル自治区を視察したが、中国への対応が甘すぎると批判を浴び、後バチェレ氏は8月末で退任する意向を示し、その前に視察報告を公表すると約束していた。現在報告書の内容は中国がレビュー中で中国から大量の改善要求がある。10か月前に新疆の問題に国連が関与してから、報告の発表は殆ど説明なしに延期され続けてきた。
【コメント】
報告書はどうも出そうもない。南シナ海の領土問題でも国際司法裁判所の判断を中国は無視している。中国の「横暴」に国連も国際機関も歯止めを掛けられない憂慮すべき状況だ。
2.プーチンは陸軍を強化
【記事要旨】
陸軍の定員を137000人増員し115万人にすると発表。ウクライナでのロシア愚の死傷者は80000人にのぼるとの推定もありロシア軍の兵力不足が侵攻遅延の理由とされていた。兵員増強には国民動員の発令が必要であり、経済制裁と戦争の長期化を耐えてきたロシア国民への影響も考えられる。
【コメント】
半年で8万人の犠牲は大きいが、プーチンへの支持率はまだ高い。今回の動きがロシア国民の厭戦気分を高めるのに期待したいがどうだろうか。
3.中国が台湾を窒息させる方法
【記事要旨】
台湾の主要な港は西岸にあり、中国が海上封鎖するのは容易だ。海外との通信の90%を担う海底ケーブルの遮断も可能だ。台湾への直接侵攻能力はまだ中国には無いと思われるが、このような封鎖行為で台湾を窒息させることは容易だ。中国は人民解放軍の強化を進め、現在では海軍力も米国に対抗しつつある。
【コメント】
台湾の位置はいかにも脆弱だ。どのように台湾支援を続けるのか有事のまえに努力と知恵が必要だ。
その他:
「兄弟福祉院事件」って韓国で大問題だったんですね。知らなかった。
South Korea’s Truth and Reconciliation Commission confirmed that the government had illegally helped send “vagrants” into forced detention at a welfare center called Brothers Home, exposing them to beatings, rapes and other abuses that sometimes led to death.
英国の首相はどうなる 鉄の女の再来か
Liz Truss has modeled herself after Margaret Thatcher in her campaign to be Britain’s next prime minister.
プライベートジェットが熱波に影響しますかね
As France reeled from extreme heat, politicians proposed regulating or banning private jets.
(2022年8月26日 金曜日)