N.Y. Times 電子版より
1.ロシア、キエフを爆撃
【記事要旨】
ロシアはキエフ占領に向け爆撃を激化。月には9階建てアパートが被弾し2名死亡。軍事専門家はキエフ包囲に2週間、占領までには1か月の血みどろの戦闘を予想。休戦交渉は進展少なく中断。今日再開見込む。
中国は紛争から距離を置き、紛争後の地政学上の優位をねらう。中国にロシアが軍事・経済援助を求めたとの米の報道を非難。杨洁篪とサリバン補佐官が会談。ゼレンスキー大統領は米議会でビデオ演説予定。米に航空機支援を要請。
【感想】
ウクライナの戦争報道にもう慣れっこになっている自分が怖い。露の核使用。ウクライナの原発がコントロール不能になる。難民が400万を超え対応不能になる。こういった懸念は全く解消されていない。
2.中国でコロナ拡大
【記事要旨】
2/3の省で感染拡大し政府はゼロコロナ政策強化。ロックダウンによりトヨタやアップルの生産に影響現れよう。深圳では1週間のロックダウンで港湾機能マヒ。世界の海運に影響も。
中国ではワクチン接種率は高いが高度医療の弱い地方で感染が拡大。感染者が一人出れば施設はロックダウンされ全員が検査される。陽性者は隔離施設へ。香港では感染拡大するも、本土の厳しい管理は不可能。
【感想】
ユーラシアグループの世界の10大リスクの1位が、中国のコロナゼロ政策の破綻とそれがもたらす世界への影響だった。いまそのリスクが顕在化してきている。
3.アメリカ・カナダ国境での悲劇
【記事要旨】
グジャラット州出身のインド人の4人(39歳の父親、37歳の母親、11歳の娘、3歳の息子)家族が米国の国境から15メートルのところで凍死した。家族はコロナ禍でインドで職を失い、観光ビザでカナダに入国、米国への潜入を目指したが、吹雪のなか11時間の雪中行動で力尽きた。
米は南からの入国管理を強化しているため多くが北からの米国入国を目指している。グジャラット州では観光業者が密輸業者を兼ねている。
【感想】
このような不正入国は多いのだろうか。長大な国境のどこで入国しようとしたのだろうか。
その他:
減ったデング熱
A study estimates that there were 720,000 fewer dengue cases globally in the first year of the pandemic because of restrictions on movement.
マラリア
Australian regulators approved a new single-dose malaria medication, opening the door to approvals of the treatment in other countries.
カムバック
Tom Brady, the star quarterback, said he would return to the N.F.L., less than six weeks after he announced his retirement.
(2022.3.15 Tuesday)