世界の動き 2022.2.25 Friday

N.Y. Times 電子版より 今朝の配信はいつもより30分遅れ、かつ長文でした。

1.ウクライナでの戦争
【記事要旨】
 最初の侵攻から一日経たずにウクライナではロシアの全面的な戦闘が進んでいる。バイデン大統領は「これは欧州の危機だ。プーチンに大きな痛みを与える」「この戦争は純粋な自衛の物ではなく、プーチンの帝国拡大への欲求のあからさまな発現だ」と発言。
 英欧は追加制裁を検討。バイデンは制裁が効果を持つには時間がかかると発言。
 ロシア軍はチェルノブイリ原発を占領。キエフへの侵攻せまる。
 ロシア国内ではプーチンの侵攻に反対する数千人規模のデモが発生するも警官隊に鎮圧される。
 プーチンはロシアの核兵器と最新兵器の能力を世界に向けて喧伝。
【感想】
 プーチンの頭の中は誰にもわからない。
 ロシアの退役将校会がウクライナ侵攻をストップしプーチンの退任を求めたという報道もあり。プーチンは対欧米だけでなく国内向けにも大きな博打を売っているのかもしれない。
 キエフ占領後傀儡政権樹立がプーチンの次の一手だろうか。

2.株は下落、原油は上昇
【記事要旨】
 木曜は原油価格は105ドルを突破。欧州での天然ガス先物は50%上昇。
 CBT での小麦先物は木曜午後5%上昇。ロシアとウクライナは世界の小麦の約4分の1を生産。
 株価下落は全世界に及ぶ。
 NYSEは開始後2.5%下落したが終値は若干の上昇。やや混乱の緩和を市場は見込むか。
 商品相場の上昇は欧米のインフレを1.5%上昇させるとの予想も。中東とアフリカの一部は小麦の大半をロシアとウクライナに依存。政情不安の懸念も。
【感想】
 市場は不確実性を嫌う。不確実性の最大要因はプーチンの頭の中。
 株が下がっても商品や金は上昇。
 目端の利くヘッジファンドには好ましい相場状況。

3.WHOは韓国にワクチンハブを計画
【記事要旨】
 低中所得国向けに自国でmRNAを開発する能力をつけるためのワクチンハブを韓国に設置することをWHOが計画。
 ファイザーとモデルナが技術を公開しないのに対応したWHOの措置。Bangladesh, Egypt, Indonesia, Kenya, Nigeria, Pakistan, Senegal, Serbia, South Africa, Tunisia and Vietnamが技術を受ける予定。
【感想】
 この記事は全くの初耳でした。
 どうして韓国が選ばれたのかなー。

その他:
チェスでも若手台頭
A 16-year-old chess prodigy, Rameshbabu Praggnanandhaa of India, stunned the sport by defeating Magnus Carlsen, the reigning world champion, in a rapid online tournament.
やはり温暖化ですか
Sea ice around Antarctica has reached its lowest level in four decades.

(2022.2.25 Friday)