今日の一言
「遅すぎる男」
パウエル議長へのトランプの批判が止まない。
トランプのソーシャルメディアの投稿で、「エネルギーと食料品の価格が下がっているため「インフレはほぼ起こり得ない」と言明。パウエル議長について「ミスター・トゥー・レイト(遅過ぎる男)という、とんでもない負け犬が今すぐ金利を下げなければ、経済は減速する恐れがある」と主張した。
大統領のこうした行為が市場への大きな撹乱要因になっている。ただ、米国のテック銘柄は大きく値を下げており、現在は投資再開の好機に見える。
ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.世界がフランシスコ教皇に弔意を表した
【記事要旨】
バチカンがフランシスコ教皇の88歳での訃報を発表した昨日、サン・ピエトロ広場には弔問客が集まり、中には涙を流す人もいた。ローマ・カトリック教会の指導者たちは今、重大な決断を迫られている。フランシスコ教皇の人々を受け入れる国際的なアプローチを踏襲する新教皇を選ぶのか、それとも教義的な路線を復活させるのか、である。
世界の指導者たちから追悼の声が相次いだ。東ティモールのジョゼ・ラモス=ホルタ大統領は、フランシスコ教皇の死は「賢明で慈悲深い指導者の欠如によって世界が混乱に陥っているこの時代に、人類にとって最大の損失」だと述べた。
教皇の死因は脳卒中そして「不可逆的な心循環不全」とされている。教皇は医師の安静指示に反し、亡くなる前日まで多忙なスケジュールをこなしていた。
葬儀の日程は早ければ明日にも一般公開される可能性がある。
タイムズのローマ支局長は、フランシスコ教皇を「驚きの教皇」と評した。
「教皇は、教会や関心を寄せていた世界において、期待を裏切ったが、同時に、移民、環境、そして不平等といった、彼が最も関心を寄せていた問題に対しても、非常に一貫した姿勢を示した。世界ではこうした優先事項に関する彼の発言が最も惜しまれることになるかもしれない」と同氏は語る。
今後の展開:15日から20日以内に、枢機卿団長は枢機卿たちをローマに招集し、フランシスコの後継者を選出するコンクラーベを開催する。
【コメント】
快癒され公務に戻られたと思っていたのに残念な訃報だ。ご冥福をお祈りしたい。
2.インドはヴァンス副大統領を温かく歓迎
【記事要旨】
J・D・ヴァンス副大統領は昨日、インドへの4日間の訪問を開始し、インドが米国の高額な関税回避を望む中で、ナレンドラ・モディ首相と会談した。
インドの高官や一部のアナリストは、ヴァンス副大統領の訪問を、米国が貿易協定締結に向けて引き続き努力する意向の表れと受け止めた。トランプ大統領が今月、相互関税の賦課を停止する前は、インドの輸出品は27%の関税に直面していた。
関連:中国は、もし各国が米国の支持を得るために中国との貿易を制限すれば、報復措置に直面すると警告した。
【コメント】
ヴァンスの外交本格デビューだ。不規則発言に注目したい。
3.イスラエルの治安当局長官、ネタニヤフ首相の不正行為を非難
【記事要旨】
イスラエル国内治安当局長官のロネン・バー氏は、昨日公表された宣誓供述書の中で、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が反政府抗議活動を主導し資金提供したイスラエル人をスパイするよう繰り返し圧力をかけてきたと述べた。また、憲法危機の際には、ネタニヤフ首相が最高裁の判決よりも個人的な忠誠を要求したとも述べた。
【コメント】
この証言は驚きだ。ネタニヤフ首相への命取りになる恐れがある。
その他の記事
シリア:古代都市パルミラは2000年もの間、姿を消さなかった。13年間の内戦を経て、今、その姿が見られる。
イエメン:米軍の空爆がサナアの人口密集地域を襲い、12人が死亡、30人が負傷した。
米国:トランプ大統領は、ピート・ヘグセス国防長官がSignalのグループチャットで軍事計画を共有した決定に対する懸念を「時間の無駄」と批判した。
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テクノロジー:司法省は、インターネット検索におけるGoogleの独占状態に対処する最善の方法は、同社を分割することだと法廷で主張した。
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2025年4月22日 火曜日