孤独への対処法

「孤独と言う病」と言う本がベストセラーになったのは2022年のことだ。Amazonで説明文を見ると以下のようになっている。

 『いま、日本人の約4割がなんらかの形で孤独を感じているという。
 心身の健康リスクをもたらし、テロや無差別殺傷の引き金にもなるといわれる“現代の伝染病”が、私たちに不安や寂しさを抱かせる理由とは?
 「孤独の起源」を読み解くヒントは、人類の祖先が狩猟採集を行っていた時代の生活様式にあった。
 現代を生きる我々は「ひとりぼっちを回避することによって生き延びた人びと」の末裔(まつえい)なのである――。
 他生物との比較を交え、気鋭の生物学者が解き明かす、知られざる孤独の正体と処方箋!』

 病気を防ぐには免疫力を高めるのが良いと言われるが、最も低める要素が孤独だそうだ。煙草より、過食より、自堕落な生活より、孤独が悪いらしい。

 欧米では孤独とどう向き合っているのか。NY Timesにコラムが乗っていたので紹介したい。

 『社会的孤立は稀な病気であるが、その治療法は十分に知られており、比較的費用もかからないにもかかわらず、治療は依然として非常に困難だ。
 は不可解だ。 私たちは社交的な生き物として進化してきましたが、豊かになるにつれて、家の中にプライバシーを求める衝動に駆られる。大家族が共有スペースに集まる代わりに、私たちは自分の寝室に住んでいる。そして、この生活スタイルを賄うために、私たちは長時間労働している。そのため、グループで食事をしたり、友達と遊んだりする時間がなくなる。 アメリカ人の大多数が孤独であると報告するのも不思議ではない。
 私たちはまた、孤独が致命的であることも学びつつある。 それは脳卒中、心臓病、認知症、炎症、自殺と関連している。 米国の公衆衛生局長は、孤独は1日15本のタバコを吸うのと同じくらい致命的であり、肥満よりも危険であると警告している。
 孤独の蔓延が先進国全体を襲っているが、解決策はある。 英国は、2018年に孤独担当大臣を任命し、その先導に貢献している。
 たとえば英国では、人々がそこに座って、そこに座っている他の人と会話を始めることを奨励する「おしゃべりベンチ」を設置した。 他のコーヒー愛好家との会話を奨励する「おしゃべりカフェ」もある。 そして、近所の人たちがお互いにキャンプ用品や道具を貸し合い、その過程で絆を育む「モノの図書館」。 英国人は、人々を孤立から解放するために地元の自然散策、作詞ワークショップ、ゴミ拾いのボランティアなどを企画している。 その規模は驚くべきもので、英国では 5 月の 1 日に約 600 万人が「The Big Help-Out」にボランティアとして参加した。
 米国はこれらの実験から学ぶことができる。 アメリカ人は、細分化し二極化し、依存症と苦悩を抱えた孤独な集団である。 私たちの幸福のために、私たちはお互いを必要としている。
 私のコラムが今後の道を照らすのに役立つことを願っています。 それで、それをチェックして、え ー、それについて友人とチャットすることを検討してください。』

 英読んで国の孤独担当大臣については聞いた事があるがどんなことをしているかこの記事を読んで知った。

 日本のデイケアセンター活動を見ると孤独解消が機能の一部であることがわかる。退職した男性の引きこもり解消が日本の場合は最大の課題になりそうだ。

2023年9月10日 日曜日