金曜日、土曜日と体調とIT機器の不良でレポートが出来ず失礼しました。
いま、Budweiser Zeroを呑もうとして缶をみたら、Waste Youthの大きなロゴ。「そうだよなー、青春を無駄に費やしたなー」と反省。ビールを吞もうとしているグータラ中高年に警句を発しているなーと、調べたところ、これはBudweiserのキャンペーンだと判明した。
BudのHPによれば、世界を代表するグラフィックアーティストVERDY氏とのコラボによるキャンペーン缶だということだ。
VERDY氏は2008年にイラストレーターやグラフィックデザイナーを率いるユニット<VK DESIGN WORKS(VK デザイン ワークス)>を立ち上げ、
2015年ごろからは「Girls Don’t Cry」や「Wasted Youth」を自身のブランドとして手掛け、国内外でも数多くのブランドやアーティストとのコラボレーションを行い、反響を呼んでいるそうだ。
ユニクロとのコラボアイテムは即完売し、第二弾を発売。その他、コカ・コーラ、Amazon、NIKE、ハーゲンダッツ、Levi’s、HUMANMADE、JT、メガネのJINS、伊勢丹、Parco、G-shock、FUJIROCK、BUMP OF CHICKENなど、多くのブランドやアーティストともコラボを実現。海外からも評価される、日本で今若者に一番支持されているデザイナーなのだそうだ。
私はそんな背景は知らずにBudweiser Zeroをいつものように買った次第だ。
Budweiserと言えば、Bud Lightでトランスジェンダーの女性を使ったキャンペーンが失敗したばかりだ。その間動きをYahooの記事で見てみよう。
『アメリカで一番人気を誇るライトビール「バドライト」の売り上げが急減している。トランスジェンダーのインフルエンサー、ディラン・マルベイニーとのコラボが保守派の猛反発を買ったからだ。
マルベイニーは男性から女性に変わる自身の性転換プロセスをTikTok(ティックトック)で公開し、1000万人以上のフォロワーを獲得している。今年3月にトランス動画公開1周年を迎えた彼女は4月1日、バドライトから自身の顔をプリントした缶を贈られたことをインスタグラムで公表。併せてNCAA大学男子バスケットボール大会期間中にバドライトが実施した無料サービス・キャンペーンを紹介した。
右派の政治家やミュージシャンのキッド・ロック、トランプ支持者らがソーシャルメディア上でこれを一斉に批判。バドライト不買運動の狼煙を上げた。
ビールの中心的な購買層は保守派の白人男性。彼らのボイコットの威力は凄まじく、米国内で販売されているバドワイザーなどバドファミリーの他の製品の売上も軒並み落ちていることが、最新の業界データで判明した。
バドライトやバドワイザーの親会社アンハイザー・ブッシュは、マルベイニーとのコラボが分断を生み出したことに遺憾の意を表明。コラボ企画を担当した幹部を停職処分にした。』
Bud Lightの経験とは違い、Bud ZeroでのVERDYとのコラボは上手く行くのかどうか、その後の売上についての報道は無い。
それにしても驚くのは、Budweiserのような安定した大企業が乾坤一擲のようなキャンペーンを行うことだ。そのようなキャンペーンとしてはCokeの味の変更やCherry Cokeを思い出すが、いずれも大失敗に終わった。
私は個人的にはビールはBudweiserが好きだが、これは、韓国産で日本産ブールより値段が安いのが大きい。片岡義男(古いですね)の小説ではないがBudweiserの空き瓶、空き缶を並べるのがかっこいいという思い込みもある。
Zeroでは Bud Zeroを愛好するのだが、我が家の近くのOKスーパーでは107円で売っており国産と価格差が無いこと。フルーティな味わいが好きなことによる。
Lightビールは、Bud Lightは我が家の近くでは売っておらず、国産ビールで選択肢は豊富にある。
私の購入パターンからすると、Budweiserのキャンペーンの効果は微妙だ。私の場合は、価格は大きな決定要因だなあと、Wasted Youthを機に、思い至った次第だ。
2023年8月27日 日曜日