ニューヨーク・タイムズ電子版より
今日の一言:
5月も終わりに近い。「5月は売れ Sell in May」という相場格言があるが、6月の下落に備え5月に売れと言うのがもともとに意味。注意しましょう。
1.国連は中国への非難を和らげる
【記事要旨】
国連の高等弁務官Michelle Bachelet 28日まで6日間の日程で行われたバチェレ国連人権高等弁務官の新疆(しんきょう)ウイグル自治区訪問。同自治区への訪問を「調査ではない」とする中国側の意向に同調する発言が報じられた。同氏は習近平国家主席と25日にオンライン会談し、同事務所は「中国や世界における人権問題や懸念について直接協議できる貴重なものだった」と成果を強調した。中国国営メディアは弁務官が中国の対応を「称賛」と誤訳して放送。人権状況を改善するために必要な同自治区での実態把握は「困難」(人権活動家)とみられている。さらに、中国の人権侵害を独立した立場で調査する強い姿勢がバチェレ氏から見られないことに、懸念は高まっている。WHOを始め国連機関への中国の影響力の高まりの現われ。
【コメント】
国連も「強いもの、資金の出し手」には弱腰。「敵地内」での調査は困難が伴うのはわかるが、ウイグル族への人権侵害へのお墨付きを与えるという結果になってしまったのは失態。
2.インドの性産業従事者の保護
【記事要旨】
インドでは売春は合法だが貧困と人身売買により90万人の従事者がいる。警官が人身売買の取締で従事者女性を犯罪者として扱い暴力をふるっている。裁判所が介入し、成人で自分の意思で従事しているひとと、未成年で意思に反し働かされている人への対応を適切にするよう指示。
【コメント】
貧困の解決が第一歩なのだろう。成人で自分の意思で働く人への対応はオランダのようになるのだろうか。
3.ウクライナのヘルソンでの攻防
【記事要旨】
ウクライナはヘルソン周辺でロ軍を後退させていると主張。露は東部ルハンスクへ戦力を集中しSievierodonetsk獲得に注力。露軍の最後の大攻勢との見方も。
【コメント】
東部では血で血を洗う市街戦が続いているようだが、露の最後の攻勢という見方が当たっていれば良いが。
その他:
パキスタン経済も厳しい
At the risk of deepening political turmoil, Pakistan increased consumer fuel prices in a bid to revive a $6 billion bailout package from the International Monetary Fund and stabilize its cratering economy.
欧州チャンピオンは
Real Madrid won the Champions League, European soccer’s premier competition.
米の銃乱射
President Biden traveled to Texas on Sunday to mourn with families and attend church services. “Do something!” someone in the crowd outside yelled as he left. “We will,” Biden replied.
(2022年5月30日 日曜日)