N.Y. Times 電子版より
今日の一言:
今日は13日の金曜日。
「イエス・キリストが磔刑につけられたのが13日の金曜日であり、キリスト教徒は忌むべき日」と考えられているが、実は、1年の間に必ず1回以上、最大で年3回、13日の金曜日が現れるそうで、それほど珍しくはない。
1.誰が銃弾を放ったのか
【記事要旨】
アルジャジーラの記者Shireen Abu Aklehを殺した銃弾は誰が放ったのか。イスラエルはパレスチナ政府に合同調査を呼び掛けるも、パレスチナ政府はイスラエルを信頼できないとして拒否。イスラエルは銃弾の検査を要求するがパレスチナは提供せず、イスラエルもパレスチナもM16ライフルを使用しており問題を複雑化。殺された記者は数週間の暴動中取材を続けていた。葬儀はウェストバンクの中心であるラマラで行われ大勢のパレスチナ人が集まった。
【感想】
昨日に続きAbu Aklehの記事。日本では報道が殆どないが、BBCでも大きなニュースになっていた。
2.ウクライナでの戦争がNATOを拡大?
【記事要旨】
プーチンのロシアの政策が、逆説的に、フィンランドとスウェーデンのNATO参加の動きをもたらした。木曜にフィンランドの首相と大統領はNATO参加の考えを表明し月曜に議会で承認の見込み。NATO事務総長は参加歓迎。200年以上中立政策を取ってきたフィンランドとスウェーデンのNATO加盟は大きな政策変換。露はフィンランドのNATO加盟は大きな脅威であり対応すると表明。正式加盟までには一年以上かかる見込みでその間の保証として英国が両国の防衛を約束。
【感想】
ロシアは「自業自得」とは決して考えないだろうからこれからの動きに目が離せない。「中立」「専守防衛」の両国のNATO参加は我が国の防衛・防衛費論議にも影響するだろう。
フィンランドはロシアと1300kmの国境を接しており、日本でいえば青森から宮崎までの距離。これだけ接していると不安にもなる。今のロシアは全く信頼できず、暴力的な行為を予見できない。
3.北朝鮮でのコロナ爆発
【記事要旨】
全国でのロックダウンが指示されたが、殆ど全国民がワクチン接種していない国での感染爆発を防ぐのは困難。長年の国連からの経済制裁とコロナ防疫のための2年前からの中国国境の閉鎖が経済状況を劣悪にしている。ロックダウンの発表後に短距離ミサイル3発を発射し人民を鼓舞。
【感想】
今までゼロだと言ってきたのに感染を公表するとは、隠しきれなくなったということだろう。医療体制も整っていないから感染爆発したらどうなるのだろうか。金王朝への影響を注視したい。
その他:
原理的なイスラム教では同性愛は死刑ですから
A popular podcast host in Indonesia deleted an episode with a gay married couple after backlash from conservative fans and Muslim religious authorities.
珍しいエルサルバドルの記事
El Salvador has imprisoned more than 25,000 people in about a month and a half after suspending civil liberties amid a crackdown on gang violence.
恐怖映画の新潮流、「母親」?
Several new horror movies and shows hinge on mothers, our critic Amanda Hess writes: “Their stories signal that there is something psychologically harrowing about the role of motherhood itself.”
(2022.5.13 Friday)