世界の動き 2023年9月18日 月曜日

今日の言葉:
「敬老の日」
我が国は、65歳以上の人口比が29.1%。80歳以上の人口比が10%以上だそうだ。なんと国民の10人に一人が80歳以上だ。10年経つと10人に一人が90歳以上になるかもしれない。恐怖の老人国家だ。
老人国家は、老人天国か老人地獄か。後者の可能性が高そうだ。
国に頼れないとすれば自助しかないが、豊かで健康な老齢者として生きていくのはなかなか大変だ。

ニューヨークタイムズのニュースレターより
1.米国と中国の危険な秘密の探り合い
【記事要旨】
FBIのクリストファー・A・レイ氏によれば、米中間のスパイ合戦は冷戦時代の米ソ間のものよりも拡大しており、中国は人口と経済の大きさから大規模な諜報機関を構築できる。
2月に中国の偵察気球が米国本土を漂流し、アメリカの諜報機関はそれを発見した際、この競争が注目された。米国にとって、スパイ活動は中国の軍事的・技術的な台頭を抑制し、バイデン大統領の戦略の一部となっており、中国政府はスパイ機関の活動を奨励している。
スパイ活動は戦争回避や外交交渉に影響する可能性があり、冷戦時代のように武力衝突の代替となることもある。米国当局は電子通信の傍受能力を強化し、中国はソーシャルメディアと人工知能を利用してスパイ活動を行っている。
最近、米国の国家安全保障担当補佐官が中国の王毅外相とマルタで会談したことが明らかになった。
【コメント】
諜報活動は戦争を誘発するだけでなく戦争を防ぐ効果があることがわかる記事だ。我が国の諜報活動はどうなっているのだろうか。

2.ウクライナがクリシュチウカを奪還
【記事要旨】
ウクライナ軍が戦略的な村、クリシュチウカを奪還した。この村はウクライナ東部のロシア軍占拠地域からの重要な前進であり、バフムートを制御するロシア軍に対する圧力を高める役割を果たすことが期待される。
クリシュチウカは以前はロシア軍に占領されており、ウクライナの戦闘部隊とワーグナー傭兵との長期にわたる戦闘で再びウクライナの支配下に戻った。この奪還はウクライナがバフムートを保持するための重要なステップとなる。
また、ロシアが黒海穀物協定を終了して以来、初めてウクライナの港に到着した貨物船が、ウクライナが穀物の代替航路を模索する兆候を示している。
一方、ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩氏の関係が強化されることが、中国の習近平国家主席にとって懸念要因となっている。ロシアと北朝鮮の結びつきが強まれば、習主席の影響力が減少し、中国政府が西側諸国との安定した関係を築こうとする努力が後退する可能性があると見られている。
【コメント】
最近ウクライナの戦争報道を熱心に見ていないので、この村の奪還がどれだけ大きな意味を持つのかよくわからない。
ロシアと北朝鮮の関係緊密化が東アジアの安定には大きな懸念だ。

3.リビアの救援活動は病気に焦点を移す
【記事要旨】
国際移住機関(IOM)によると、先週リビア北東部でダムが決壊し、数千人が死亡、4万人以上が避難し、悲惨な人道危機が生じた。
生存者発見の期待が薄れる中、救援活動の重点は医療品の不足と汚染された飲料水に移っている。 国連の報告書によると、30万人近くの子どもたちが「下痢やコレラ、脱水症状、栄養失調のリスクの増加」に直面しているという。
【コメント】
発表のたびに死者と被災者の数が増えている。悲惨な状況が続いているようだ。個人的にはUNICEFに貧者の一燈をした。

その他:
中国で高級化粧品がブーム
Cosmetics sales in China are soaring, and exporting nations led by France are pushing against restrictions they say are unfair.
(資生堂も潤っているのかな?)
日本の天文学者が大発見
Astronomers in Japan recorded a fireball hitting Jupiter, which could offer clues about the birth of our solar system.
(これ日本では全く報道されていない。なんでだろう?)
ニュージャージー州で終末ケア促進
A lawsuit in New Jersey could make aid-in-dying care available to millions of people.

2023年9月18日 月曜日