今日の一言
「飛んで火にいる夏の虫」
トランプと三者会談をする赤沢氏のことだ。英語でいうと
It’s like a moth fling into flameと言えば通じそうだ。(DMMより)
赤沢氏はコーネルのMBAだそうだから、トランプ氏らの非論理的な主張に対して十分に議論して日本の国益を守って欲しい。
ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.判事がトランプ政権関係者を侮辱罪で訴追すると警告
【記事要旨】
ワシントンの判事は昨日、トランプ政権による移民強制送還をめぐり、強制送還された男性たちに異議を申し立てる機会を与えない限り、同政権に対する侮辱罪の捜査を開始する(open a contempt investigation)と発表した。
ジェームズ・ボアズバーグ判事は、政権が先月、移民たちをエルサルバドルに送還するのではなく米国内に留め置くよう命じた命令に違反した「相当な理由probable cause」があると述べた。
捜査開始に向けた動きは、裁判所命令を無視する姿勢を見せたホワイトハウスの責任を問おうとする判事の注目すべき試みだ。
今後の展開:ボアズバーグ判事は、ホワイトハウスが命令に従わない場合は、責任者を特定するために関係者に宣誓供述書の提出を命じる(order sworn declarations)と述べた。それが認められない場合、証言録取を求めるか、宣誓供述書に基づく公聴会を開く(require depositions or hold hearings under oath)。それでも認められない場合、ボアズバーグ判事は、この事件を司法省に送致し、刑事訴追(criminal prosecution)を行うと述べた。
エルサルバドルへのミッション:民主党上院議員のクリス・ヴァン・ホーレン氏は昨日、米国から誤って国外追放されたエルサルバドル移民のキルマー・アルマンド・アブレゴ・ガルシア氏の釈放を求めるため、エルサルバドルを訪問した。
【コメント】
トランプ政権への司法からの反撃だ。判事の勇気ある行動を支援したい。それにしても法律用語は難しいので英文も出来るだけ併記した。
2.米中貿易戦争に巻き込まれた半導体メーカー
【記事要旨】
米国の半導体大手エヌビディアの株価は昨日、同社が米国政府が中国への一部半導体販売を制限すると発表したことを受けて7%近く下落した。議会委員会もエヌビディアに対する調査を開始し、同社が中国の先進AI技術開発を故意に支援していたかどうかを調査しようとしている。
トランプ大統領はまた、世界の先進半導体の大半が生産されている台湾への関税賦課を示唆している。中国も同様に台湾の半導体市場における優位性を問題視している。しかし、米国とは異なり、中国は技術輸入の障壁削減を目指している。
関税に関する詳細
・トランプ大統領は、世界貿易に関する大統領の考え方において特別な位置を占める日本とのワシントンでの関税交渉に出席すると述べた。
・中国の国内総生産(GDP)は、貿易制限に先立ち工場が輸出を急いだため、第1四半期に1.2%増加した。
・カリフォルニア州は、トランプ大統領による相次ぐ関税措置が州経済に回復不能な損害を与えたとして訴訟を起こした。
・中国は世界のレアアース産業を掌握し、今や米国への重要資源の輸出を制限している。
・学生や観光客は、米中貿易戦争において、近い将来、交渉材料となるかもしれない。
【コメント】
西伊豆へ小旅行したが中国人観光客が目立った。東大をはじめとする日本のレベルの高い大学への中国人留学生が目立っている。国策としてインバウンドにどのように対応するかは、米中間だけでなく日中間でも課題になっている。
3.イスラエル、ガザ地区で「途方もない武力」行使を警告
【記事要旨】
イスラエル国防相は昨日、ハマスが速やかに人質を解放しなければ、ガザ地区での戦闘は間もなく「途方もない武力」を行使し、人道封鎖が長期化すると警告した。
国連は、ガザ地区の人道状況は紛争開始以来最悪の状況にあると指摘し、住民は飢餓の危機に瀕していると述べた。
人質の苦難:ガザ地区で484日間人質として過ごしたキース・シーゲル氏は、自身が耐え抜いた苦難を語った。拘束中、彼は30回以上も隠れ場所を転々とさせられ、トンネル内で長時間を過ごした。「トンネルの中で何度も死について考えました」と、彼はタイムズ紙のインタビューで語った。
【コメント】
北風か太陽か。イスラエル国内でも人質解放にこれ以上の武力行使は役に立たないという意見が大勢だ。
その他の記事
英国:トランスジェンダーの権利活動家にとって痛手となる判決を下し、最高裁判所はトランスジェンダー女性は法的に女性の定義に該当しないと判断した。
ドイツ:緩和ケア医が3年間で15人の患者を殺害した罪で起訴された。
イタリア:ジョルジア・メローニ首相とトランプ大統領の本日の会談は、二人の共通の理念がイタリア、そしてヨーロッパの未来を左右する試金石となるだろう。
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ビジネス:タイムズ紙の調査で、欧州のウェルネス企業がオンタリオ州政府を欺き、トロントに巨大スパを建設する契約を獲得していたことが判明した。
テクノロジー:マーク・ザッカーバーグは、Metaの反トラスト法裁判で3日目の証言台に立ち、TikTokが現在同社最大の競合相手であると証言した。
2025年4月17日 木曜日