価格上昇の実態(身近な事例から)

 先日、2024年1-3月期のGDPが0.4%(年率2.0%)減少と言う報道があった。消費は0.7%(年率2.8%)の減少で、GDP減少の大きな要因になっている。

 物価上昇に対して所得の伸びが追い付かない状況が、消費の落ち込みの理由と考えられる。今日、家の近くの100均に行って、物価の上昇を実感したのでご紹介したい。

 いつも100均で買うのは、B5版のノートと、A4のプリンター用紙だ。B5版のノートは、
  1年前は 30ページ3冊で 100円だった。
  半年前は 30ページ2冊で 100円になった。
  今日は  50ページ1冊で 100円だった。
  一年で1ページ当たり単価は2.2倍になった。

  A4プリンター用紙は、
  1年前は 100枚  100円
  半年前は 70枚  100円
  今日は  60枚  100円だった。
  一年で1枚当たり単価は66%の上昇だ。

 もう一つ、くるぶしまでの綿のソックスを買った。
POLOのマークに似た刺繡があり愛用しているのだ。
 これは以前と変わらず1足100円だった。

 ノートやプリンター用紙はすっかり100均で買う習慣が付いており、近所に文房具店も無くなり、多くに人もそうなので、値段が大幅に上がったのだろう。  一方、衣料品やスーパーでも安く売っているので靴下は値上がりしないのだろうか。

 身近な買い物で物価上昇を実感し、それが、消費をセーブさせる効果があるという思いをあらたにした。

2024年5月19日 日曜日