今日の言葉:
”Better late than never.”
遅くなってもやらないよりはまし。
今日は朝から北九州へ仕事で出かけ、今帰宅したところです。
今になって今朝のルーティーンをしています。
Better late than never.と呪文を唱えつつ。
ニューヨークタイムズ電子版より
1.中国、恒大幹部を標的に
【記事要旨】
世界で最も借金を抱えた不動産開発会社、中国恒大の元幹部2人が拘束され、同社の億万長者である会長が警察の監視下に置かれており、不動産危機の深刻化への懸念が高まっている。
ほんの数週間前、恒大は債権者との紛争解決の新ページを書こうとしていたが、今ではページが破れてしまった。
この出来事は、北京の政策立案者たちへのプレッシャーを増大させている。 投資家らは恒大株を売却し、すでに低迷していた同社の株価は過去1週間で40%以上下落した。 香港の上場企業3社の株式取引は停止された。
恒大やその他の不動産開発会社の混乱は、長年にわたり無制限の借入、野放しの事業拡大、そしてしばしば汚職を容認してきた中国の金融システムの深刻な問題を露呈させた。 規制当局が規則を強化しようとしているにもかかわらず、恒大はガバナンスの貧弱さで依然として目立っている。
月曜日、中国メディアの財新は、恒大の元最高経営責任者である夏海軍氏と、かつて最高財務責任者を務めた潘達龍氏が拘束されたと報じた。 両氏は昨年、子会社から恒大持株会社に20億ドルを吸い上げる計画への関与を理由に辞任した。
水曜日、ブルームバーグ・ニュースは、不動産会社の会長兼創設者であるホイ・カー・ヤン氏が警察に連行され、住居監視下に置かれていると報じた。 恒大は、回氏が「違法犯罪」の容疑で当局から「強制措置の対象となっている」ことを認めた。
【コメント】
乱脈経営を主導した企業幹部とそれを許してきた(多分、甘い汁と吸ってきたと思われる)共産党指導部の一部が、罪を背負うことになる。金融市場の更なる混乱は避けられない。
2.ナゴルノ・カラバフ政府が解散へ
【記事要旨】
ナゴルノ・カラバフ政府は昨日、政府の存在を停止し、30年以上にわたる分離主義者の統治に正式に終止符を打つと発表した。 この動きは、アゼルバイジャンによる素早い攻撃により領土がアゼルバイジャンの統治下に戻ってから1週間後に行われた。
同準州の指導者は法令の中で、年末までにすべての政府機関を解散すると述べた。 法令によると、この地域に住むアルメニア系住民はアゼルバイジャンの統治下で暮らすか、アゼルバイジャンから離れるかを決める必要があるという。 アルメニア政府は、地域人口の約半数に当たる7万6000人以上が国境内の安全を求めてナゴルノ・カラバフを離れたと発表した。
【コメント】
アルメニア系住民に課された二択は厳しいものだ。
ウクライナの東部に住むロシア系住民はこうした動きをどのように見ているのだろうか。旧ユーゴスラビアは血なまぐさい内戦のあと7つの国々に分裂した。ウクライナでも同様のことが起こりうる。
3.モディ首相はシーク分離主義をどのように利用するか
【記事要旨】
カナダ本土でのシーク教指導者ハーディープ・シン・ニジャール殺害をめぐるインドとカナダの確執は、インドのナレンドラ・モディ首相がシーク分離主義の脅威をいかに増幅させているかを浮き彫りにしている。
アナリストや政治指導者、住民らは、パンジャーブ州では独立したシーク教国家の樹立に対する支持はほとんどなく、その大義は数十年前に致命的な暴力のピークに達し、その後消滅したと述べている。 しかし、モディ首相がカナダの少数の過激派グループを追及し、彼らがもたらす危険を増幅させたことで、来年の国政選挙に向けて重要な政治的物語を生み出すことができた。 それは、国を守るためにはどんな手段をも尽くすリーダーとしての彼のイメージをさらに強めている。
【コメント】
さしたる脅威でないのに脅威とみなし、強力なリーダー像を増幅させる手だ。なるほど。
その他:
・台湾は中国の亡命希望者に苦慮
An activist who fled China has been camping out at an airport in Taiwan, waiting for asylum. But Taiwan is reluctant to become a haven for critics of Beijing.
・米政府の閉鎖の危機
The U.S. is nearing a government shutdown as Republican lawmakers have shown no signs of progress in negotiations on a funding measure before the midnight Saturday deadline.
・凄い日本人F-1ドライバー
The Formula 1 driver Yuki Tsunoda is atypical for a top-level Japanese athlete. With an impish persona and a devil-may-care attitude, he’s known for cursing forcefully to his crew over the radio during races — audio that is also broadcast to fans.
His cult following and international appeal outstrip his F1 accomplishments.
この記事に反応して東スポが以下の記事を載せています。
『 F1アルファタウリの角田裕毅(23)を米大手紙「ニューヨークタイムズ」が特集した。
F1参戦3年目で存在感を発揮する角田を同紙が特集。「カルトスターになった童顔の日本人レーサー」と題して、特に性格や人間性にフォーカスしてその魅力を伝えた。
「F1ドライバー角田裕毅の生意気な性格と無頓着な態度は、固定観念を覆した。生意気な性格は、トップレベルの日本のアスリートとしては異例であり、口の悪さなどと一致している。それがカルト的な人気を呼び起こし、F1でのこれまでの実績を上回る国際的な人気をもたらした」と分析。角田の激しい気性が大きな魅力になっているとした。
その具体例として「角田は、ドライバーがエンジニアやメカニックにフィードバックを与えるために使用するラジオ(レース中にファンにも放送される音声)で激しく罵倒することで、すぐに不評が広まった。『黙れ!』と叫ぶ彼の場面など、文字にするのに適さない暴言はSNSで急速に広まった」とかねて指摘されている〝キレ癖〟も同紙は個性の一つとみている。
また「ネットフリックスの大人気シリーズでは、角田がオナラをしたり、筋力トレーニングに無精だったり、マッサージ前に『先にトイレに行きたい』と宣言したりする姿が映された」と人間味あふれる一面も強調した。
こうした強烈なキャラクターは日本人選手では珍しいと指摘。「メジャーリーグベースボールの初期の日本人選手の一人である野茂英雄が、アジア人男性についての固定観念を覆したのと同じように、角田は人種的な決まり文句を打破するかもしれない」と評価した。
角田はサーキット外でも世界的に脚光を浴びる存在になっているようだ。』
今まで知らなかったけど、頑張れ、角田裕毅!
2023年9月29日 金曜日
3.