世界の動き 2020.3.21 Monday

N.Y. Times 電子版より 今日は春分の日。我が家近くの桜坂では桜が咲き始めました。

1.戦争は遅延し、露はマリウポリ爆撃を続ける
【記事要旨】
400人以上を収容していた演劇学校が爆撃され、住人の多くが意思に反しロシア側へ送られる。衛星写真ではマリウポリでは391のビルが破壊され中には学校や病院も。ゼレンスキー大統領はプーチン大統領との直接対話を呼びかけるがイランの見方ではプーチンはまだその時期ではないと判断。麻薬請けのネオナチ、ジェノサイド、米の生物兵器施設、等露はウソのプロパガンダを拡散。露はキエフ侵攻時民間人の住むアパートに侵入し住人を捕虜として連行。
【感想】
ロシアの蛮行は衰えず、真っ赤なウソを堂々と主張している。この戦争が終わったとしてもロシアとの付き合い方は再考が必要だ。巨大な北朝鮮のような国だ。

2.中国はコロナ対策を微調整
【記事要旨】
2020年以来のゼロコロナ政策について習主席のスタンスが変化。まだロックダウンは続けているが、自宅療養や病院でない隔離施設での収容も認め始める。ここ数週間は32000人以上の感染者が発生し、従来通り病院へ送れば医療は崩壊する恐れある。
【感想】
それにしても驚くのは中国のPCR検査能力。ロックダウンして住人の全員検査はすごい。
もう一つ驚くのは、100万人とか検査しても陽性者が殆ど出ないこと。日本では偽陽性の発生率が数%と言われているが中国ではどうなっているのだろうか。

3.戦争が世界の飢餓への恐れを拡大
【記事要旨】
露ウ戦争は世界の食料生産へ大きな影響。先月来小麦は21%,
大麦は33%,肥料の一部が40%上昇。コロナと数十年来最悪の中国での収穫が状況を悪化させ、国連は7.6-13.1百万人の飢餓者が増えると予想。過去5年間で、露ウは世界輸出で、小麦の1/3、大麦の17%、ヒマワリ油の75%を占めてきた。ウでの作付けの減少も懸念。米では2月に食糧費の価格は8.6%上昇し40年来で最高。ブラジルからテキサスまで農民は肥料の使用を制限しており作物の小型化が懸念される。
【感想】
なるほど。最終製品だけでなく、生産自体に影響があるということですね。日本へも物価上昇の波は来ておりスタグフレーションが懸念される。

その他:
殺生石が割れた
A “killing stone,” which appears in a famous Japanese legend, split in two. The question now is whether it’s a good or bad omen.
洗礼も自由化
Pope Francis issued a new constitution to govern the Roman Catholic Church. Among the changes: Baptized lay Catholics, including women, can lead departments traditionally headed by cardinals.
ウクライナを理解するために
“Your Ad Could Go Here,” by Oksana Zabuzhko. Short stories about Ukrainians facing personal and political inflection points, written by a famed public intellectual, “veer into the surreal and supernatural,” Alexandra Alter writes.

(2022.3.21 Monday)