今日の一言
「五月病」
連休がやっと終わり身体がだるい。目覚めも悪い。
企業の新入社員で早期退職する人が急増する時期だ。子供の不登校や自殺の増える時期でもある。
観光地の渋滞と店舗の喧騒がやっと終わり街は平常に戻る。
生活のリズムを維持し、太陽の光を浴びて、さあ、一歩踏み出そう。
ニューヨークタイムズ電子版よりTop3記事
1.世界は狼煙を待つ
【記事要旨】
今日、枢機卿たちがバチカンのシスティーナ礼拝堂に列をなし、次期教皇に投票する。これは世界最古のドラマの一つと言えるだろう。フランシスコ教皇の後継者が選出されるまで、彼らは隔離される。コンクラーベがどれくらい続くかは誰にも分からない。
史上最多の133名の枢機卿――約70カ国を代表する――が、ミケランジェロのフレスコ画の下に集い、世界14億人のカトリック教徒の次期指導者を選ぶ。
「彼らが礼拝堂に入ったら、私たちには内部の動きはほとんど何も分からない。しかし、選挙結果が決着しないことを示す黒煙の噴出は、私たちに何かを教えてくれる。
最初の投票は一般的に象徴的な意味合いを持ち、候補者の力を試すものだが、もし選挙が2日目まで続き、黒煙だけが立ち込める状態であれば、枢機卿たちが合意形成に苦労していることがわかる。最終的には煙が白くなり、サン・ピエトロ大聖堂のバルコニーで新教皇が姿を現すでしょう。」とタイムズのローマ支局長は語る。
多くの不確実性:コンクラーベは常に予測不可能ですが、2013年に任期を開始したフランシスコ教皇の下で枢機卿の構成が変わったことで、今回の選挙はさらに予測不可能になっている。
候補者:バチカンのナンバー2であるピエトロ・パロリン枢機卿は、フランシスコ教皇の後継候補として、また継続性をもたらす可能性のある人物と見られている。フィリピン出身のリベラル派枢機卿、ルイス・アントニオ・ゴキム・タグレ枢機卿は、長年にわたり最有力候補と目されてきた。タグレ枢機卿は、東南アジア出身者初の教皇となる。
【コメント】
時あたかも「教皇選挙」という映画が公開されている。一見に値するかもしれない。
2.インド、パキスタンへの攻撃実施を発表
【記事要旨】
インドは本日早朝、インド実効支配下のカシミールで武装勢力による攻撃が発生し、20人以上の民間人が死亡してから2週間後、パキスタンの「テロリストのインフラ」と称する施設への攻撃を実施したと発表した。
住民によると、パキスタン実効支配下のカシミールの州都ムザファラバードでは、爆発音と上空を飛ぶジェット機の音が聞こえたという。
パキスタン軍の報道官は、パンジャブ州バハワルプル市とパキスタン実効支配下のカシミールのコトリ市でも攻撃があったと述べた。
背景:4月の攻撃は、インド民間人に対する過去数十年間で最悪の攻撃の一つであり、インドはパキスタンの関与を即座に示唆した。核兵器を保有する両国は、それぞれが領有権を主張する共有地域であるカシミールをめぐって、これまで幾度となく戦争を繰り広げてきた。
【コメント】
テロリストの拠点をピンポイントで攻撃したというインドの説明だ。これまでの紛争の経験から、この位の攻撃であれば相手は反撃して来ないという値踏みだ。
3.カーニー氏、トランプ大統領にカナダは「売り物ではない」と明言
【記事要旨】
トランプ大統領とカナダのマーク・カーニー首相は昨日、ワシントンで会談した。カーニー氏が反トランプ政策を掲げて選挙戦に勝利して以来、初の会談となった。両者は、カナダを51番目の州にするという大統領の発言をめぐって論争を繰り広げた。
「売り物ではない場所もある」とカーニー氏は述べた。トランプ大統領は「絶対にないとは言えない」と応じた。
会談後、カーニー氏は記者団に対し、トランプ大統領のカナダに対する姿勢には気分は改善したと述べたが、具体的な交渉内容については言及を避けた。今後の道のりは「紆余曲折」に満ちていると述べたものの、貿易協定が締結されると確信していると述べた。
【コメント】
トランプの発言、”Never say never.”は、トランプの思想の根幹だ。
その他の記事
イエメン:イスラエル軍は、先週末にイスラエルのベングリオン空港付近をフーシ派がミサイル攻撃したことへの報復として、サナアの主要空港を爆撃した。
ドイツ:フリードリヒ・メルツ氏が第1回投票で敗北したものの首相に選出された。ドイツと欧州にとって困難な時期に、メルツ氏の政権は弱体化する可能性がある。
ロシア:ロシア当局によると、ウクライナの無人機攻撃により、モスクワ行きの主要4空港を含む13の空港が閉鎖された。
貿易とビジネス
合意:英国とインドは、交渉開始から3年後に関税を引き下げる貿易協定に署名した。
バングラデシュ:輸出用衣料品を製造する工場は、国全体の国民所得を押し上げてきた。トランプ大統領の関税は、この進歩を台無しにする可能性がある。
テスラ:テスラのドイツと英国での売上高は、2年以上ぶりの最低水準に落ち込んだ。
2025年5月7日 水曜日